中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
800話)神さまはイタズラ好き
私の師匠の友人に浦田勝美さんというかたがいらっしゃいます。私もずいぶんとお世話になりました。数奇な運命をたどられたのです。戦争中は中華航空というところで整備士をしておられたそう。日本の敗戦で帰国しようとしたら、寮の先輩から「帰ってもしごとはない。中国に残ったら、自分たちの腕を生かして、生活できる」と誘われたのだそう。
着いたところは張家口の八路軍部隊。そのあと国民党軍に追われて太行山に逃げ込み、飛行機から取り外したエンジンをつかって発電し、武器の製造をおこなったそう。そこが霊丘県の上寨だったというのです。1947年ごろのことです。
「村の名前まではわからないが、いけばわかるよ」といって、私たちのツアーに参加されました。2002年4月のことです。彼は地元の青年団につきそわれて、候補の村にいきました。その晩、私の顔をみた浦田さんはいきなり泣きはじめました。まちがいなく自分がいた村で、自分のことを覚えている老人が存命で、「妻が帽子をあんで、あなたの息子にかぶせただろう」といわれたそう。その一言で、当時のことがパーッとよみがえったのです。そのようすがあとで大同のテレビで放映されました。
その村が、なんと、私たちが小学校付属果樹園の第1号をつくった、あの村だったのです。こういうことにでくわすと、神さまはいるように思えてきます。そして、その神さまはたいへんなイタズラ好き!
着いたところは張家口の八路軍部隊。そのあと国民党軍に追われて太行山に逃げ込み、飛行機から取り外したエンジンをつかって発電し、武器の製造をおこなったそう。そこが霊丘県の上寨だったというのです。1947年ごろのことです。
「村の名前まではわからないが、いけばわかるよ」といって、私たちのツアーに参加されました。2002年4月のことです。彼は地元の青年団につきそわれて、候補の村にいきました。その晩、私の顔をみた浦田さんはいきなり泣きはじめました。まちがいなく自分がいた村で、自分のことを覚えている老人が存命で、「妻が帽子をあんで、あなたの息子にかぶせただろう」といわれたそう。その一言で、当時のことがパーッとよみがえったのです。そのようすがあとで大同のテレビで放映されました。
その村が、なんと、私たちが小学校付属果樹園の第1号をつくった、あの村だったのです。こういうことにでくわすと、神さまはいるように思えてきます。そして、その神さまはたいへんなイタズラ好き!
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