259話）10年の変化を追う

　4月20日と21日、南天門自然植物園で写真を撮っています。ここのスタートは1999年4月でしたから、ちょうど10年。最初から大きな期待をかけていましたので、そのころからけっこう写真を撮りためています。といっても、リバーサルフィルムをつかってましたから、いまのデジカメのように、パシャパシャ撮るわけにはいきません。なにせ、貧乏世帯ですからね。

　以前の写真と、同じ場所、同じアングルの写真を撮りたいと考えました。6月の会員総会で、立花吉茂代表、前中久行顧問と、「霊丘植物園の10年」と題して話し合うことにしていますので、そのためにも必要です。

　以前の写真をプリントして、李向東に渡してあります。彼は去年の年末に、場所を探し出し、同じアングルで写真を撮ったそうです。いやあ、びっくりしましたよ。私が10年まえに撮影したであろう場所を、つぎつぎに示していくのです。こちらはすっかり忘れているのに。もう10年もここで活動していますからね、敷地外の山を含め、どこでどのようにみえるか、頭にはいっているようです。

　ただし、20日は、最高気温13度－最低気温1度と気温が下がり、風がものすごく強かったのです。稜線にある南天門のあたりでは、ほんとに吹き飛ばされそうになりました。あわてて、下におり、管理棟付近を撮影に切り換えました。21日はまた上に登ります。