519話)シモツケの白い花

 2つ目の白い花は、バラ科シモツケ属のものです。ここには2種あるようですが、多いのは中国名で三裂繍線菊と呼ばれるもの。高さは1mから1.5mくらいで、やさしい印象の灌木です。葉に切れ込みがあり、先端が3つに分かれているために、このような名前がついたのでしょう。この地方の代表的な灌木のひとつで、大同市北部のカササギの森あたりにも、たくさん生えています。

 花はごらんのように、混じり気なしの白です。なかなかにきれいですね。全体としては、満開にはあと少し、という感じでした。

 李向東は、「ここの斜面はまっ白になって、とてもきれいです」といっています。それは植物の少ない南斜面のこと。植物は少ないんですけど、種類はたくさんあって、いろんな個性が輝くようです。北斜面は森林になりますが、そこは樹種は少なく、その面からいうと、ちょっとさびしい。
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