中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
316話)干上がるダム
大同市渾源県の県城の南に、北岳恒山があります。中国五岳の1つで、道教の聖山です。その足下に懸空寺がありますが、その裏手にあるのが恒山ダムです。
雨期の夏を中心に一年をかけて貯めた水を、春の農耕の時期に一挙に放水します。日本のダムのように、基本的にはいつも水があって、オーバーフロー部分が流れる、という形態ではありません。ですから、いまごろは、水を貯めはじめる時期です。
ところがことしは、これまで雨がありませんでした。7月17日になって、やっと降ったばかり。そのために恒山ダムも水がありません。湖底には青々と草が茂り、絶好の放牧場になっています。大同事務所の運転手の小郭は、「もう15年以上、この道を往復しているけど、ここまで干上がったのは初めてです」といっています。
雨期の夏を中心に一年をかけて貯めた水を、春の農耕の時期に一挙に放水します。日本のダムのように、基本的にはいつも水があって、オーバーフロー部分が流れる、という形態ではありません。ですから、いまごろは、水を貯めはじめる時期です。
ところがことしは、これまで雨がありませんでした。7月17日になって、やっと降ったばかり。そのために恒山ダムも水がありません。湖底には青々と草が茂り、絶好の放牧場になっています。大同事務所の運転手の小郭は、「もう15年以上、この道を往復しているけど、ここまで干上がったのは初めてです」といっています。
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