1025話)大同の市場(6)

主に乾物をあつかっています。シイタケをはじめとするキノコ、豆類、干しブドウ、乾燥豆腐、昆布などの海藻などなど。それから缶詰に瓶詰め。

左端の棚に並んでいるのは食用油、醤油、醋などの調味料で、「北京の醤油、山西の醋」という成語があるくらい、山西省の黒醋は有名です。これに慣れると、たとえば餃子を食べるときは日本でもこの黒醋が欲しくなります。で、買って帰ります。

困るのは容器のふたがあまいこと。スーツケースにいれて、夜汽車で北京にでたら、そのあいだに漏れ出ていました。朝食のために立ち寄ったホテルの部屋で始末したんですけど、廊下まで匂いが立ち込めて閉口しました。それくらい強烈なんですけど、昔から山西省の人は杯にいれて部屋の隅におき、香りを楽しんだといいますから、人はそれぞれなんですね。
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