954話)采涼山のマツ

サントリー労働組合とイオンリテールワーカーズユニオンの合同ツアーが10日の朝、采涼山とカササギの森に向かいました。ところが公道からの入口に鉄製の柵がつくられ、カギがかけられています。その横にコンテナハウスがあり、門番が常駐しているはずなのに、いないのです。

しかたがないので、歩きました。どの団にも、車を降りてもらって、説明をきいてもらう定点があるので、そこまで歩きました。けっこうな距離ですが、造林地の広さを実感してもらうにはそのほうがいいようです。

藤原國雄さんが毎年のように夏のツアーに参加するのは、ここのマツに会うためなのだそう。そして、「高見さん、こんなに成功しているのに、どうして宣伝しないの?」と、私を叱りました。事務所に帰って探してみると、ありました。起工式の写真が。そのころはリバーサルフィルムで撮影していました。1999年4月のことです。

起工式に参加しているのはサントリー労働組合でした。彼らが関わってくれたプロジェクトはなぜか、成功率が高いのです。「苗には水を、人には酒を」というのですが。
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コメント
 
 
 
采涼山の松はどうですか? (藤原國雄)
2014-04-12 12:07:25
昨年の雨と風でだいぶ倒伏したとの話でしたが、どんな状況ですか?心配です。
 
 
 
倒れるほどではありません。 (高見)
2014-04-12 21:35:35
藤原さま
倒れるほどではないのです。傾いているのがあります。前中代表によると、枯れることはないそうです。実際に弱っているようすも、いま現在ではありません。ただし、曲がるそうです。
その曲がりぐあいにもよるのでしょうが、梁に使うのは曲がっている方がいいのですね。その曲がりで、上からの圧力を分散します。
法隆寺の宮大工の西岡常一さんは、構造材には捩じれたり、曲がったりしているもののほうが強い、と話されています。
彦根城にいくと、あそこの構造材は曲がったり、捩じれたりしているものばかりです。
私はそこらから、ああ、自分にも生きる価値があるんだと、実感しました。
 
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