334話)絶景!

 河北省蔚県で小五台山をみたあと、南隣りの河北省淶源県に移動することにしました。ところが国道112号と国道207号を兼ねるこの区間が、工事のため全面通行禁止。万が一に希望を託して、通りかかる運転手にききますが、だれもが「だめ!」。

 大同市内で買った粗い地図には、省道342号が南東に延びていて、それから国道108号に移れば淶源に着きます。その道を行こうとすると、道路標識にもちゃんと342号があったのに、いつのまにか消えてしまいます。地元の運転手にきくと、「そんな道はない」とのこと。私が「河北省の地図を買おう」となんど言っても、同行者たちは「地図なんてあてにならない」といって、耳を貸しません。あはははは。

 蔚県の県城から南下して淶源にいたる山道が、工事中ではあるけど、なんとか通れる、という情報がありました。2つの県城を結ぶ路線バスがやってきました。大型トラックも通っています。これなら大丈夫でしょう。

 山にはいってから、絶景がつづきました! 霊丘県の唐河沿いの道もいいんですけど、ここはさらにすごい。「これからのツアーでは、必ずここを通る!」と私は叫んでいました。ところが、県境に近づき、さらに淶源県にはいってから、道路の状態はひどいものになりました。どんなことがあっても、こんな道は通りたくありません。
 
 北京に帰ってきて、まっ先に書店にはいり、河北省の地図を買いました。河北省の地図は山西省の大同ではまず手に入りません。そのてん首都北京では、全国の地図を求めることができます。その地図に、あの絶景の場所が「飛狐峪」と記されて、名所になっています。
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