中国の内陸部での緑化協力にかかわる報告です。
続々・黄土高原レポート
817話)ナラが育つ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ab/45e240777f03854ffe30a20875745e9f.jpg)
南天門自然植物園の樹木も、ぐんぐん育ちました。中心となるのはナラです。はじめのころはリョウトウナラ(遼東櫟)ばかりだと思っていたのですが、なかにモンゴリナラ(蒙櫟)がまじっているのがわかりました。スラーッとすなおによく伸び、葉が大きくて、葉脈の多いのがモンゴリナラです。
ナラが多いのが、私にはとてもうれしのです。というのは、ナラはこの地方のこの高度の山では、極相林を形成する樹種なのです。だいたい1100m~1600mくらいでしょうか。それくらいの山に、いまマツの人工造林をしており、植林面積もいちばん多い高度です。でも、マツの人工造林が100年を超えて存続するとは考えない方がいいでしょう。そのあとの主人公になるのが、このナラだと思うのです。私たちはいま、未来の森林をここにつくっているんですね。
海抜1100mほどのところの登山道のすぐ横にいるモンゴリナラです。このすぐ下に水平方向の作業・見学道をつけましたので、いまはもっとたくさんのナラをみることができますが、それ以前はこの木が代表選手でした。で、モノサシがわりに、李向東に根元に立ってもらい、毎年、定点観測の写真を撮っていました。これは2004年のものです。
いまはもうそれができなくなってしまいました。下枝が張り出して、李向東が根元に立っても、みえないのです。そんなことになるとは、当初は思ってもみませんでした。
ナラが多いのが、私にはとてもうれしのです。というのは、ナラはこの地方のこの高度の山では、極相林を形成する樹種なのです。だいたい1100m~1600mくらいでしょうか。それくらいの山に、いまマツの人工造林をしており、植林面積もいちばん多い高度です。でも、マツの人工造林が100年を超えて存続するとは考えない方がいいでしょう。そのあとの主人公になるのが、このナラだと思うのです。私たちはいま、未来の森林をここにつくっているんですね。
海抜1100mほどのところの登山道のすぐ横にいるモンゴリナラです。このすぐ下に水平方向の作業・見学道をつけましたので、いまはもっとたくさんのナラをみることができますが、それ以前はこの木が代表選手でした。で、モノサシがわりに、李向東に根元に立ってもらい、毎年、定点観測の写真を撮っていました。これは2004年のものです。
いまはもうそれができなくなってしまいました。下枝が張り出して、李向東が根元に立っても、みえないのです。そんなことになるとは、当初は思ってもみませんでした。
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