486話)アンズのつぼみ

 この春のレポートでは、寒い、春が遅い、といったことをくりかえし書いています。ほんとにそうなのです。ちょうど2週間前、大同から渾源経由で霊丘にきましたが、見た目にはあのときの風景とほとんど変化がないように思えます。

 ふつうの年なら、もうアンズが咲きはじめているはずですが、きのう渾源県中韓村でみたアンズのつぼみは、まだ固かったのです。ひょっとすると、今月中には咲かないかもしれません。

 アンズのためには、悪いことではありません。早くつぼみがふくらみ、花が咲くと、そのあと寒波がやってきたとき、凍って、落ちてしまうことがあります。おととしがそういう年で、渾源県呉城村では収穫が前年の100分の1に落ちてしまいました。アンズはこうやってつぼみが固いうちは、極端な低温にも耐えることができますが、つぼみが膨らんでからだと、零下4度まで下がると影響がでるといいます。
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