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1238話)骨太の人

前々回「8回通えば解決する」に登場していいただいた共産党大同市委員会の秘書長は、その後、副書記(ナンバースリー)になったんですけど、私たちの協力事業をずいぶん助けてくれたのです。

忘れられないのは大同で開催した20周年記念活動です。2012年8月24日のことで、場所は新たに完成した大同県の緑の地球環境センター。日本側が30人余り、中国側も200人以上が出席し、労働者歌舞団のアトラクションもあっておおいに盛り上がりました。

覚えておられるでしょうか、日本政府による尖閣諸島の国有化をめぐって、日中の対立が頂点に達しようかというその時期です。

表立っての活動に参加するのをためらう人が多かったんですよ。逆の立場で、その時期、日本国内で中国との友好イベントを開催することの困難さを想像してもらえばわかるでしょう。

そのとき、柴樹斌副書記は率先して出席を決め、力強い挨拶をしてくれたのです。そのなかで「大同の老朋友・高見邦雄をみなさんに紹介します」と彼は話しましたが、きっとそのとき、しつこく彼のところに通った私のことを思いだしてくれたのでしょう。あのしつこさを事業に対する熱意だと好意的に受け止めてくれたのです。

あの記念活動は彼の出席によって実現したといっても過言ではありません。左端の立っているのが柴さんです。
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コメント
 
 
 
16年前のこと (小老寺)
2018-06-22 10:51:38
20周年の写真を見て、久しくご無沙汰しているツアーの日記や写真を取り出して眺めています。このイベントは柴京雲さんの司会でしたよね。
 
 
 
そうでした。 (高見)
2018-06-22 11:29:25
おっしゃるとおり司会は柴京雲さんでした。大同の広場のすぐ北に人民大会堂を模した(旧)大同市博物館があり、そのなかの展示に大同には4つの宝があると掲示されていました。第1は雲崗石窟、第2が黒いダイヤ(石炭)、そして最後が柴氏兄弟の大同数来宝だというのです。あれっ、3つ目が思いだせません。ひょっとすると3つの宝だったのかもしれません。市長を知らない人がいたとしても、柴京雲をしらない人はいないでしょう。彼といっしょにレストランにはいると、用もないのに服務員の女性たちが周囲に集まってきたものです。
 
 
 
xiaosi69@docomo.ne.jp (小老寺)
2018-06-22 13:41:35
お返事ありがとうございます。私もそそっかしい。16年前でなく、6年前でしたね。
 
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