548話)3つめのラン

ツチアケビとカキランを現場でみて、その写真を撮り、自宅に帰ってから図鑑でなまえを確認しました。山渓カラー名鑑『日本の野草』にたよったのです。そしたらなんと、ツチアケビとカキランが、同じページにでているんですね。

じつは、この日、もう1種類のランをみました。これは現場ではさすがになまえもわかりませんでした。図鑑で調べると、どうもオオバノトンボソウのようです。ラン科ツレサギソウ属に属します。

ラン科の植物は日本中から消えているようです。以前はたくさんあったシュンランやエビネも、野生のものはめったにみなくなりました。これだけはなくならないだろうといわれたネジバナさえ、消えていっています。だから、1日で3種類のランにであう、なんてことは、私にとって記録的なことです。

盗掘や開発の影響も大きいでしょう。それと同時に、樹木と森林が広がり、草っぱらがなくなっていることも無視できないと思います。宝塚市内の湿原に看板が立てられ、「周囲の木を切っているのは、湿原を適切に維持するためですので、ご理解をお願いします」という趣旨のことわりがしてありました。私なんか、もっと大胆に切ったほうがいいと思うんですけど、自然保護のうるさい人がいるのでしょうか?
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