319話)ボタンキンバイ

 話題を変えましょう。ここ数日、大同市最南部の霊丘県にいっていました。その帰りに、「空中草原」と呼ばれるところに立ち寄りました。海抜1800mくらいまで、シラカンバの林ができています。そのうえが森林限界なのでしょう、草原になっています。観光地になり、馬に乗せたりしていますが、私たちはそこを避けて、森林と草地の境目を歩きました。

 木本は単調です。大部分がシラカンバで、ヤエガワカンバが多少混じります。あとはモクセイ科の樹木とナナカマドがたまにあるくらい。そのかわりに、草本が豊かで、花が美しかった。

 だいたいにおいて、日本の高山植物より、花が色鮮やかで、大きいと思います。写真の花は、ボタンキンバイか、その近縁種だと思いますが、花の直径は5~6cmあります。こんな花、1つみつけてもうれしいものですが、小道に沿って、何百本も連なっているんですよ。

 そのほかに、フウロソウ、デルフィニウム、ヤナギラン、カラマツソウ、マツムシソウなどがたくさん咲いていました。いつかの機会にご案内したいものです。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 318話)枯れた... 320話)風力発電 »
 
コメント
 
 
 
Unknown ()
2009-07-25 08:51:32
ボタンキンバイ(牡丹银梅)、ヤエガワカンバ(?)フウロソウ(拢牛草)、デルフィニウム(翠雀)、ヤナギラン(柳兰)、カラマツソウ(唐松草)、マツムシソウ(松虫草)、

以上の単語の翻訳は正しいですか、心配しております。
 
 
 
中国名は自信がありません (高見)
2009-07-26 06:52:32
植物名のなかには、漢字でそのまま中国からきたものもありますが、そうでないものもたくさんあります。私は、樹木については、中国名もかなり覚えたのですが、草花となると自信がありません。ヤエガワカンバ=黒樺、デルフィニウム=翠雀はまちがいありません。キンバイは色と形でかってにつくるとすれば、金梅のほうがいいでしょう。厳密にやるときは、学名(ラテン名)をいれるのがいいでしょうけど、このブログは、特別の場合を除けば、そこまでのことを考えていません。
 
 
 
カンムリキンバイです (高見)
2011-01-13 11:20:38
写真の花、中国名は「金蓮花」で、学名はTrollius chinensis です。学名で検索して、和名も発見しました。「カンムリキンバイ」です。ボタンキンバイの近縁種ですが、別種です。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。