193話)ポプラ並木

 1992年1月、はじめて私たちはこの道路を通って、大同から渾源へと向かいました。といっても、そのころといまとでは、光景がまったくちがいます。まずは鋪装がいまのようにりっぱなものではなかった。アスファルトやコンクリートを薄く張った鋪装を「テンプラ鋪装」などと茶化しますが、そのころは「から揚げ鋪装」。石炭を満載したトラックが走りますから、たちまち壊れます。低いところの塩害地は伏流水があり、道路の下に . . . 本文を読む
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