はあどぼいるど・えっぐ

世の事どもをはあどぼいるどに綴る日記

それでも町は廻っている(1)

2008-04-30 18:32:40 | マンガ
それでも町は廻っている 1 (1) (ヤングキングコミックス)
石黒 正数
少年画報社

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「それでも町は廻っている(1)」石黒正数

 人情味豊かな下町の丸子商店街に、場違いにも存在するメイド喫茶・シーサイド。従業員はマスター兼メイド長の磯端ウキと、よく笑いよく泣くドジっ娘女子高生・嵐山歩鳥のみ。主な客は商店街の魚屋、八百屋、クリーニング屋の親父と、魚屋の息子で歩鳥にベタぼれの真田広章のみ。 
 ぞんざいで気分次第の営業もさもありなんというところだが、そんな名ばかりメイド喫茶には納得のいかぬと女子高生・辰野俊子がメイド2号で押しかけたところから物語は始まる。
 といってもそんな大層な筋はない。歩鳥と辰野と真田の三角関係と、シーサイド、商店街、学校、それぞれの家を舞台にしたコメディがメイン。しかしこのコメディ部分がなんといっても面白い。体を張ってボケ倒しツッコミまくる女コメディアンのような歩鳥が最高。周りを彩るキャラ達もくせ者揃いで、最初から最後までケタケタと笑わせてもらった。
 原作付きだった「アガペ」とまったく違う雰囲気に始めは戸惑ったが、なんのことはないこれが石黒正数の本領なのだ。

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