うさぎドロップ 10 番外編 (Feelコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
祥伝社 |
「うさぎドロップ 10 番外編」宇仁田ゆみ
9巻で完結。めでたく結ばれた大吉とりんのその後を読みたい、誰もが思っていたことがあっさりと実現した。
のだが……。
思ってたようなのと違う……。
もっと大吉とりんのいちゃいちゃが読みたかったのだが、それは最終話だけで、コウキとコウキママも含めたあの頃の、つまりはりんがまだ小学生の頃の話や、コウキがぐれていた頃の話、りんママと現恋人の出会いなど、あくまで「うさぎドロップ」自体を補強するようなエピソードが追加されただけだった。
だけだった、というと語弊があるかな。うーん……でもなあ、期待が大きかっただけに残念なのは変わらない。そもそも補強なんていまさらだと思うんだよね。既刊だけで全然楽しかったわけだし。みんなが読みたかったのはその後の話だと思うんだよなー。
まあでも、まだ二十歳前のりんの姿が見れたのはそれだけでも素直に嬉しかった。まだまだ「夫婦」という形には程遠い2人の信頼関係と将来の形を思わせるような会話が楽しかった。コウキも若者らしいあれやこれやを経験しているみたいだし。
これで本当に終わり。めでたしめでたし、なのかな。できればりんの子供とか見て見たいんだがな……ってこれでは親戚のおじさん目線か? でもりんたちは読者にとってもかわいい子供みたいなもんだもんだし、それほど違和感ある妄想でもないだろう。うん。
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