ふっ と想うこと

山・雪・風・人、徒然なるままに--

日本の旧き文化に触れた三連休

2023-11-06 08:48:36 | 旅行記
とても11月とは、思えない暖かい三連休
文化の日は東京日帰り
朝の空に飛行機が朝の光に照らされて輝いています。

富士山の雪も、暖かさでまだら模様

富士山の将来の姿、崩壊している富士山の将来の姿と言われている、愛鷹山。昔は富士山と同じような円錐形の火山だったようです

実家近く神明社。子供のときは天祖神社と。ちょうど、時節柄七五三の記念撮影。


ようやく紅葉の始まった境内の木々。でも、今年はあまりきれいではなさそう。紅葉する前に散っている葉が多いです。

近所の東京で営業している喫茶店では一番古いと言われている、喫茶店
いつもの、焦げたナポリタン。
喫茶店では女の子がオーダーを取りに来ます。いろんな女の子がいますが、どの子にも共通しているのは、愛想の無さ、そして、空いたカップ、皿の扱いがぞんざい。ガチャガチャ音を立てます。
近所の年寄りが多いので気にならないのかな?

父の墓参に神奈川県登戸へ。
お寺さんでは若住職とお話。
せっかく10月桜植えたのに誰も気に留めてくれない!と
愛知県豊田市の旧小原村の四季桜と紅葉の写真を見せたら、凄い!行ってみたいと。早速検索していました。便利な世の中ですよね~と。
サルスベリも花だけ残って葉っぱは落葉
三連休、天気良い、その上に、高速道路の集中工事と大規模工事で御殿場までは身動取れなさそう。ナビで検索すると、西湘バイパス経由、箱根新道を。
ということで厚木から海沿い→箱根山へ
箱根も紅葉で大渋滞、しかも、この日は数年ぶりの箱根大名行列祭りで交通規制。
抜け道から芦ノ湖経由で長泉沼津インターチェンジへ。


朝とは逆に左側に愛鷹山、右に富士山。夕闇に浮かび上がったシルエットが綺麗。
長泉沼津インターチェンジから名古屋へは順調に。
朝、3時半名古屋発、夜20時戻り。

ということで土曜日は朝寝坊。
紅葉の写真撮りに奥三河へ行こうとしましたが、休息日に。
名古屋の老舗のハンバーグ店へ。
数店ある中で、1店舗は子連れお断りの店。かつては喫煙可能でしたが、このご時世、灰皿はなかったです。
三連休、子供連れで阿鼻叫喚となるレストランを避けることができるのは良いこと!

日曜日は妙高、高谷池ヒュッテのスタッフだった大先輩の尺八の演奏を聴きに福井県越前市の武生へ。

11月とは思えない暖かい朝。
琵琶湖近くの北陸道沿いは朝霧が。
北陸道側からの伊吹山。
日の出のシルエット。

少し早めに着きそうなので敦賀から一般道へ。

土曜日の夜にブラタモリで敦賀を特集していたので敦賀の港へ。
北海道行きのフェリーターミナル
静かな朝の海

来年春に開業する北陸新幹線も。
既に試験運転は始まっているようです。ただ、敦賀から先はまだルート未定。色々と利権が絡んで難しそう。いつになったら東海道新幹線とつながるのかな?
福井県越前市武生には朝8時半に。
折りたたみ自転車で武生の街を散策
市役所には、来年の大河ドラマ、”光る君へ“の宣伝。この武生には紫式部がお父さんの藤原為時の“転勤?”でこの武生に数年住んでいたそうです。そのための、アチラコチラに紫式部にちなんだものが。

自転車でブラブラして総社大神宮の銀杏の木を観ていたら、地元のおじさんが近づいてきました。

”この武生出身の池田片銕(へんてつ)の彫物とかが家にあるのだけれど、もしよかったら来ない?“
池田片銕は明治21 年(1988)年産まれ、昭和55年(1980)に亡くなった彫刻家。

突然、見ず知らずのおじさんから声をかけられて嫁さんと躊躇しましたが、悪そうな方ではなかった(失礼!)のですぐ近くのご自宅へ。
普通の家のように見えましたが中へ入ると驚き。2階へ上がると、彫刻、そして池田片銕の設計した部屋を。数部屋がそれぞれのテーマで設計されているそうです










アチラコチラに、池田片銕の遊び心が満載の彫物、調度品








絵も描いていたそうです。




驚いたのは、ニニ六事件で暗殺された高橋是清公の直筆の掛け軸。
力強く達筆。おじさんが読んでくれました、読めなかったので。
ご自宅も大正2年の武生の大火の後に建て直された家だそうで100年以上たっています。

突然の出会いで色々と教えていただき、素晴らしい、武生の旧き良き歴史を感じました。

おじさんに丁寧にお礼をしてお別れしました。

近所のお昼に予約していた“うるしや”の女将さんとお昼に話をしたところ、”それは凄い!普通、彫刻見せてくれと言われても家が痛む、と言って断るのですよ!。それを逆に向こうから声をかけてきたなんて!なにか気に入られたのですかね?“

確かに、総社大神宮の紅葉を観ていて“今年の紅葉はどうですかね”等と会話していましたので。

朝の総社大神宮は、七五三詣での人もおらず、巫女さん達が忙しく朝の準備。
おはようございます、と挨拶したら、色々と話を。
境内の一角にあるソメイヨシノが狂い咲き。この数日は暑いくらいなのですよ!と。

ソメイヨシノ、数輪、咲いていました。
巫女さんが遠くから手を振って、”見つけました?“




境内の銀杏も黄色が見事
自転車でブラブラと紫式部公園へ

金箔の紫式部像


ここから日野山を紫式部は歌にしたそうです。
吉永小百合さんが昔、源氏物語に出演されたときにここを訪れて松を植えたようです。
お昼は、知人から教えてもらった“うるしや”さんへ。
開店の11時前に女将さんとおろいりなお話を
予約なので個室。日本的な部屋です。








福井県勝山の地酒。普通には販売しておらず、料亭、飲食店だけに卸している今年の初絞り。
飲みきれなかったら、持って帰って良いですよ、とのことで。
数口。21度の度数の割にはすんなりと。食事にも合います



最後には越前蕎麦を

女将さんが庭も見ていってください、と。小さいながらも自然をうまく表すのは日本人の感性ですかね。
そして尺八の演奏会








最後に記念撮影。

また、来年の再開を、と。


外では武生菊まつり

この日が最終日。

日本の伝統、歴史、そして突然の出会い、素適な暖かい三連休。




































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