J's日誌

中小企業診断士、経営管理修士(MBA)、事業再生士補、AFP。某NPO法人フットサル連盟副理事長。

めったに書かない株式投資の話

2007-09-21 21:37:43 | Weblog


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昨日の話の続き。

株の話を書いたりすると、儲かっていいですね
というメッセージがすぐ届いたりするのだが。。。
皆さん、何か勘違いしていらっしゃるようだ。

失敗した話は格好悪いから書かないだけだ(+_+)\バキッ!

とはいえ、たまには失敗談も書かないと信用されないから
今日は恥を忍んで、ひとつだけ書くことにする。



Palm,Inc.という会社がある。

その昔、PDAではこれが主流だったし、これこそが
将来の携帯情報端末の中心になっていくのではないか、
とモバイル業界で思われていた時期もある。

当時、ちょうどDoCoMoの初代iモード端末が出始めた頃で、
PDAにCFカード型PHS等を装着して通信機能を持たせるのか、
それとも携帯電話にスケジュール等のPIM機能を持たせるのか
技術とマーケットの動向は不透明だった。

自分をはじめ、社内でモバイルに関する自主研究を
していたメンバーの間では、初代iモードはいかにも
できが悪く、今のように大発展するとは想像できなかった。

#画面も小さかったしコンテンツも少なかったし...

逆に、その時点でPalmOSは完成の域にあり、プラット
フォームとしての将来性もあるように思えたのである。



研究会メンバーのうち、当時自分ともう1人の仲間が
株式投資を行っており、Palm株の公開時に購入した。

株は瞬く間に急上昇したが、その後はずっと低落傾向。
いつまで経っても購入時の水準に戻ることはなかった、
それどころかほとんど紙屑のような状態になってしまった。


Palm株の推移(NASDAQ、過去10年間)

結局、200万弱を投資して20万まで落ち、180万の損切りをした。

この時の反省点は、自分の思い入れがありすぎるものに
投資すると、客観的なマーケット動向を見失い、投資と
撤退のタイミングを逸するということ。高い授業料だった。



ただ、この時に一緒にPalmに投資した仲間が、
実は以前にAdobeの情報を教えてくれたのだった。

結果、Adobe株は投資額の10倍近くで売り抜けることが
でき、Palm株の損失を埋めて余りある結果となった。

#いくら投資したかは、野暮なので書かないけど



このように、個別銘柄に投資するのはハイリターンも
期待できる一方で紙屑になるハイリスクも抱えている。
さらに外国株の場合は、これに為替リスクも加わってくる。

だから自分は、仮に紙屑になっても納得できるくらいの
思い入れを持てる企業でないとなかなか触手が動かない。
それは外国株であっても、国内株であっても同じこと。
自分はデイトレーダーでなく長期保有型なので、尚更だ。

ま、その辺の個別銘柄のリスクを分散した金融商品
こそが投資信託だ、ということになるのだろうが。。。



株式にせよ投資信託にせよ、常に元本割れのリスクは
抱えているし、失敗することは覚悟しなければいけない。

ただ、そこから学ぶものは必ずあるし、むしろそういう
授業料をいかにその後に活かすか、が重要だと思うのだ。

そういう授業料を払いたくないのであれば、定期預金に
でもずっと預けておけばいい。額面はなかなか増えない
だろうけど、そういうのもひとつの選択肢だと思うから。



自分の場合でいえば、ある程度のベースとなる運用資金
(ギャンブルでいう種銭)が出来るまでは、多少なりとも
リスクのある金融商品にはなかなか手を出せなかった。

ただ、一部をそういう運用に振り向けることが出来た
おかげで、元本保証商品では得られることの出来ない
運用結果が得られたのもまた事実である。

結局は、個々人の選好次第ということなのだろう。



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