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WBC準決勝前日、という微妙なタイミングだが
前から気になっていた本、読んだら引き込まれた。
中南米野球はなぜ強いのか――ドミニカ、キュラソー、キューバ、ベネズエラ、MLB、そして日本 | |
クリエーター情報なし | |
亜紀書房 |
一言でいうと、日本からなかなか行けないエリアで
あるにも関わらず、効率的・丹念な取材による力作。
特に各国の英雄、MLBやNPBで活躍した往年の名選手や
彼らの指導者にアクセスしてのインタビューが興味深い。
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ドミニカ、オランダ領キュラソー、キューバ、ベネズエラ。
何となくイメージはあっても、渡航歴のある人は少ないのでは。
それぞれの国の野球事情があり、育成の仕組みも異なるが
日本とは比べ物にならないハングリーさが強さの根底にある。
その一方で、十分な教育を受けていないことが試合における
集中力の欠如や様々な誘惑に負けて規律を保てないという話も。
間違いなく身体能力では上回るのに、教育や精神面での弱さが
プレーにも影響する、というあたりはWBCの結果ともシンクロする。
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その裏返しのように語られる、日本野球の話も実に面白い。
NPBを経験したことのある各国の元選手達は口を揃えていう、
日本では野球の基本と規律を学んだ、練習は大変だったが、と。
そう考えると、ドミニカで生まれカープアカデミー、広島を経て
MLBで成功したアルフォンソ・ソリアーノのこともよく理解できる。
これを書いているのはWBC準決勝の前だが、日本も限られた戦力で
優勝できる可能性もあるし、MLBでの日本人選手への期待も膨らむ。
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キューバとか行ってみたいけどね(-_-;