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自分が帰京している間に、留萌管内で
唯一の温水プール、その名もぷるもが
最終営業日を迎えていた。(朝日記事)
一応7年間の休止という話だが、その間に市の
財政が好転する見込みは正直言ってほとんどない。
また、そもそも水を張らない状態で放置しておくと
設備の老朽化が進みやすいようで、仮に再開すると
しても相当の修繕費がかかるらしいので、恐らくは
このまま廃止に進むのではないか、といわれている。
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財政が悪くなるということは、こういうことなのだ。
市立病院と温水プールのどっちを取るのか、という
選択で留萌市は病院を取り、温水プールをあきらめた。
それに対してはもちろんいろいろな議論もあるのだけど、
そもそも人口2.6万を切った地域で温水プールが持てるのか?
という話もあって、一部ではこんなところに作ったこと自体に
無理があったのではないか、とも言われている。
自分は、こんなに規模の小さい地域で暮らしたのは初めて
なのでピンとこないのだが、プールの商圏人口というか
適正な市場規模ってどれくらいなんだろう、と思ってしまう。
#ちなみに、留萌市には映画館もないしマクドナルドもない
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ただ、人口の少ない町が必ずしも貧しいとは限らない。
新潟県に刈羽村という、人口5,000人を切る村があり、
その昔ここによく出張で行っていたのだが、人口規模を
考えると実に立派な生涯学習・体育施設があり、驚かされた。
それはもちろん、原発が立地していることの引き換えで
様々な補助金・交付金が出ているからなのだけど、そういう
道を選択するのも、自治体としては一つの選択肢、だと思う。
#どちらが良い、という話ではないので念のため
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資源もない、有力企業もない、原発のようなNIMBY施設
(Not In My Back-Yard)を立地させてその引き換えに地域
を潤わせることも出来ない、そんな地方はどうすれば良いのか。
今後しばらくの間、ここ留萌をはじめとして北海道の
様々な地域で同じような問題が表面化してくるはずだ。
そしてティボー仮説、足による投票が行われれば、札幌を
中心とした都市部への人口移動はさらに激しくなっていく。
このままいけば、そういう未来が北海道には待っているはずだ。
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今日はちょっと暗い話になってしまった(-_-;