社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

長崎国体②

2014-10-31 16:29:27 | Weblog

 私の担当する成年男子は、いずれも専北出身で気心の知れた同士であり、大野を中心によくまとまってくれたが、昨年までは伊東伸也や根田雄一・小笠原笑太などそれぞれ実績のある選手たちがチームの中心にいて引っ張ってもらったので私としてはある意味楽であった。

 一方今年の選手たちはみんな若く、モチベーションをどのように上げて行くかが、私に与えられた一番の使命だと考えていた。

 大学ではぞれぞれ中堅どころにあるが、2・3年生の彼らにとっては「卓球人生を変えるつもりぐらいで準備をし、この国体に臨んでもらいたい!」と本番2週間前の全日本予選の時に強く訴えていたし、組み合わせも決まりそれぞれ対戦相手のメンバーも分かっていたので、練習内容等も話し合っていた。

 しかし、予想以上に彼らの潜在能力の高さには正直驚かせられたのである。

 3人の選手にはそれぞれ持ち味や個性がある。

 大野は、細かいことにくよくよせずおおらかで、卓球もおおざっぱではあるが破壊力抜群のドライブとサーブを持っている。

 星は、一見技術そのものも地味な感じがするが、それを補って余りある動きまくる粘りと最後まであきらめない泥臭い根性がある。ミニ国でも協和発酵の小野を破るなどその安定感は抜群である。

 北原は、左独特の相手にとって非常にやりにくいいがいせいのプレーをする。二人より一つ下の2年生であり、ダブルスでは関東学生で3位に入賞しているが、シングルスでの成績は今一であった。

 さて、試合を振り返ってみることにする。

 予選リーグの組み合わせは、シード神奈川・静岡・沖縄、そして岩手である。

 第1試合は、沖縄と対戦1番で北原が沖縄のエース友寄に、緊張からか動きが硬く1-3で敗れてしまったが、それを2番の大野が注目のベテラン熊田(元日産)に対してスタートから圧倒3-0で相手を圧倒流れを一気に引き寄せた。3番の星は実に安定感のある落ち着いた試合運びで3-0で相手を下した。4番では大野が友寄を3-1で一蹴、まずは初戦を勝利した。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿