「隔靴掻痒(かっかそうよう)」
物事が思い通りにならず、じれったいこと。
また、核心に触れられず、もどかしいことをいう。
「隔靴」は靴の上、「掻痒」は足の痒いところを爪でかくこと。
靴の上から痒いところをかいても、かゆみは消えずもどかしいこと。
出典は、「無門関」序。
「靴を隔てて痒き掻く」と訓読していうこともある。
人生においては、なかなか自分の思うとおりにならないことばかりである。
しかし、それが人生なのであり、すべて順調に行き過ぎたら逆に面白くないのでは、と思ってみたりするのである。
それにしても、誰しもが自分の人生の中で昨年のような想像を絶する震災に遭遇しようとは思っても見なかったはずなのである。
昨今の政治と同じように、一寸先は闇なのであり毎日毎日その時その時を精一杯生きていくしか打つ手はなさそうなのである。
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