昨日で、震災から3年11か月が経過した。
公営住宅も少しずつ建ちはじめ、被災地では来年度から仮設住宅も徐々に整理され、復興が加速されることも期待されている。
小中学校の校庭に建てられていた仮設住宅が撤去されれば、やっと子供たちの賑やかな笑い声が戻って心身ともに成長が促進するのだろうと待ち望んでいる。
しかし半面、いまだ仮設住宅生活を強いられている方々の苦労を忘れてはいけないのであり、その人たちのフォローが一段と重要になってくる。
先日東京に出張したとき、震災の話を少しだけ発言をさせていただいたが、周りの反応は以前とはぜんぜん違って鈍いことを感じ、なぜかさびしい気持ちになったのである。
しかし、私たち被災地にいるものにとっては忘れようとしても忘れられないのであり、被った運命は非常であり心に傷を負って立ち直れない方も少なくないのではないかと思っている。
現実を直視し3.11を決して忘れないことと、復興に向けた取り組みが停滞することのないよう常々検証に敏感でありたいと思っている。