社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

津波の浸水域!

2011-09-13 15:07:09 | Weblog

 3.11大震災大津波による浸水区域をあらためて図面による検証を行ってみた。

 今回の大津波は、地震津波学者たちの多くの想定を超えた。

 3kmも大船渡湾から離れている我が家の付近までその波は押し寄せ、チリ地震津波(昭和35年)では大船渡町で50名を超える死者を出しながら、我が盛町では一人の人的被害もなかったのだが、今回は18名の尊い命が奪われてしまったのである。

 盛川が氾濫することなど、夢にも思っていなかったのである。

 前述の、チリ地震津波による全国でもっとも甚大な被害を受けた大船渡市は、大船渡湾口に当時、東洋一といわれた防波堤を建造し、次なる津波では被害が最小限に食い止められるだろうと期待されていたが、築40数年の老朽化した防波堤は無残にも打ち砕かれ、今はその姿を望むことさえ出来ないのである。

 しかし、その老朽化した防波堤が我が盛町の全域が浸水するという、最悪の事態から救ったのも事実なのである。

 それは、コンピュータによるシミュレーションが示している、との市当局からの説明からだが、もしこの防波堤がなかったら我が家は、そして会社はどうなっていたかと想像するとゾッとするのである。

 川が、あと1メートル水位が上がっていたら、わが町はほとんどが津波による浸水があったといわれている。

 これも先人が示した、「備えあれば憂いなし」なのかも知れない。