泰皇夢庵・夢釣工房の部屋 

拘りの釣具製作&改良・SC・投げ釣り・キス釣り・超偶に釣行記etc.

私がキスの数釣りに嵌った訳 その1

2007年06月27日 | キス釣り工房

キスの数釣りの基は投げ釣りの延長線にある。



この釣り方を始めたのは四国徳島のサーフマンの方々で、試行錯誤のうえ現在の一投多果の釣り方や仕掛けを確立された
全日本サーフに於いてこの『小さな大物』に対しては27cm(現在は26cm)を大物対象魚として魚拓を出すと、大物号数を増やせる事が出来るので、私の場合ランキングの魚が釣れれば、持って帰るがそれ以下の物はゴミ扱いであったし、私も当時キスが釣れても小さい物は、全て海にお帰り願っていた
これは投げ釣りで置き竿をして釣れた物で、引き釣りで釣ったもので無く、偶々釣れたと言う意識しか無かった。
SC会場である日、『四国にキスを釣りにおいでまーせ』とお誘いを頂いたのが、当時キャスティングでライバルでもあった香川屋島キャスターズ会長小笠原正美師匠である。
彼にキス釣りの一式を用意して頂き、宇野から体一つで高松にフェリーで渡ると、迎えに来て頂き釣り場へ案内して貰うが、雨がパラパラすると急いで車の中に逃げ込んでいたりと、他の同行者に呆れられていたのが初期のキス釣りであった

この私を180度変えたのが、小笠原師匠の奥様の孝子さんである
ある日釣行の後師匠の家で一服した後、ウトウトしていると台所からいい匂いが・・・・・・・

起きて見るとテーブルの上にキスのフルコース&で、釣るより先に食い気の方でこの釣りに入ったのが本音である
そんな私を師匠は怒るでも無く、アゴ付き足付きで四国一円のキス釣の釣り場に案内してくれたり、仕掛けの作り方・釣り場での投擲方法と根気良く手解きをして頂いた。
やがて如何にかひとり立ちが出来る様に成り、今度は岡山でのキス釣りの布教活動へ・・・少し大げさかな
だが当時岡山のサーフマンは大物は追いかけるが『キスの数釣』と言っても誰も相手にしてくれないのが現状であった

                              つづく


大昔に・・・

2007年06月26日 | 投げ釣り工房
暇なもので工房の片づけをしていたら、こんな物が出て来た



約40年前に使った残りのオモリ



↑↑↑↑↑は市販されている円盤型オモリ30号

↓↓↓↓↓は自作の円盤型オモリで約50号の重さがあります



反対側にもイニシャルが入っています



此方は市販の六角オモリ30号



同じく20号



もう一丁40号



デッ、↓↓↓↓↓が自作の六角崩れ



同じく反対側



現在所属している岡山グリーンキャスターズの前身、岡交サーフの交の字と山の字が・・・

これらの自作オモリは当時、徳島の鳴門へカレイ狙い(鳴門の急流対策)用に作った物で、

オモリは名古屋天秤や、L型テンビンに付けて使用しましたがあまりにも重たくて竿が可哀想

なので、2~3回の釣行で没に成った曰く付きのオモリ群です


早くも糸巻き台ミニの改良

2007年06月24日 | ロッドメイク
本日雨が降って外の作業は無し、買い物の序にこの前製作した糸巻き台ミニ

の改良をする為、材料を仕入れに何時もの100均へ

お目当ての物は無かったが、代用出来る違う物を購入。

工房に帰って早速改造で出来上がった物がコレ↓↓↓↓↓



チョット見は解りませんが前の物が↓↓↓↓↓



パイプが違う物と替わったり、一本余分に増えています。

此方は反対側から見た方です↓↓↓↓↓



横から↓↓↓↓↓



よく見て頂くと分りますが、エポキシの容器を置く台↓↓↓↓↓や



スレッドを呼び込む為のガイド↓↓↓↓↓&ゴム紐を掛けるフックを取り付けております



さて、このミニ台で最初に作業する竿は何方に成るかな



再度三台の揃い組み

一投多果!!

2007年06月24日 | キス釣り工房

キスの引き釣りとは私の場合魚体の大小を言わなく『一投多果』コレが絶対の条件である。(一部の方は違うかも?)




釣り場や時期に依れば20cmオーバーが爆る事もあるが、殆んどは20cm以下で基本的に型を狙うなら置き竿で狙うが、矢張り数を取るのが引き釣りの基本
特に私がキスの引き釣りに嵌ったのが、キスのアタリと数(束釣り)の魅力
小さいキスでも手元に確りと伝わって来る←これが一番(大きければコレに越した事は無いが
悲しいかな内海に於いて四国香川・愛媛・広島等の様に手軽に岡山では狙える場所が無く、海を渡るか山越えをしたりと遠征をしなければ成らない
釣り場が近ければ何でも出来るがね~
もう一つの理由はキャスティングの練習にも成る事で、投げては巻き取るコレの繰り返しで、SC大会で上位入賞出来たのもキスの数釣を始めたお陰である、特に回転投法によりサイドから投擲するので、ホーム固めの役にたっている。
投擲距離に悩んでいるお方がありましたら、著名な釣り場に行けばこのワッペン↓↓↓↓↓を付けた



全日本サーフのベテランが居ますので(中には下手な者もいますが)遠慮なく声を掛けて頂ければ、投擲の方法を教えてくれますよ


道具の為の道具作り  糸巻き&塗装兼用ミニ台

2007年06月22日 | ロッドメイク
道具の為の道具作り編、今回は糸巻き&塗装兼用ミニ台の製作をしました

ロッドメイキングに現在使用している糸巻き台と塗装台では、ローラーのスパンが長い為、穂先

等のガイドの取り付けに使い勝手が悪く、糸巻き&塗装兼用ミニ台を作りました↓↓↓↓↓



上からスレッドを巻く台、真ん中がエポキシを塗る台で一番手前が今回作成した

両方を兼ねたミニ台です。

上の二台よりスパンが短いのと、二種類の長さに対応出来る様に、

ローラーも取り付けております。




コレは横からの写真です↓↓↓↓↓






ローライダーの穂先を乗せてチェック



二種類のローラーがあるので、少々違ったサイズの物が来てもOK





フックで三つ並べて↓↓↓↓↓



行儀よく並んで皆様のご来庵を、お待ち致しております

キスの引き釣りに使ったリール&最近出たリール

2007年06月21日 | キス釣り工房

私がキスの引き釣りに使ったリール&最近出た魅力あるリール

シマノエアロ5000


とても軽いリールで私がキス釣りを始めた頃、相当活躍してくれたリールです。
シマノではこのリールから糸の巻き方が平行巻きに成りましたが、欠点はスプールのエッジ部分にテーパーが付いていないので飛びが悪かった事。
因みにコレの7000番を改造して、キャスティングのリールにした事も有ります。



シマノGT8000


一時期キススペが出るまでに、このリールにプレミアが付いた事がある程の当時としては名機だが、欠点は前の4000と同じでスプールに問題が有った。
この頃から釣り糸のメーカーから、超遠投をターゲットにしたナイロン道糸『砂紋』の0.8号や0.6号が発売された。



シマノキススペシャル


 

 

 

このリールもキャスティング用に改造した物も有ります、


写真はキャスティングに使っている為、ベール部分を切り取っています、理由はキャスティングでは竿を急激に振る事で、万一ベールが戻って道糸が切れるのを防止する為です。
又、ロングスプールを使用する為に、糸を巻くローラー部分をダブルにしています。



 

シマノテクニューム


キススペと比べリール的には何も言う事は無いのだが、ハンドルが左右兼用で無い為に、右巻きリールでは糸の巻き上げて来る方向が逆になる
左ハンドルに慣れている方は良いのだが、どうしても石頭の私には少し不満な面が
このリールもキャスティング用にベールを外しています。
実釣で使うリールの方は、右巻きを使用しています



 

シマノテクニュームMg このリールは左右兼用に成りました。


このリールはメーカーが初めからベール部分を付けていません、キャスティングの改造を取り入れた物と思われます。
写真のリールはさるお方からの頂物ですが、今はキャスティング用にしていますが、釣りに使うには、少しスプールの直径が大き過ぎる感じです。

 

 

型を言えばダイワのトーナメント・サーフ35



最近このスプールデザインに魅力を感じていますが、後ろの出っ張り部分がシマノの様にスッキリしていないのが少々不満です。


餌箱の工夫 スポンジ

2007年06月20日 | 工房日記

時間釣りをしていると、活きのいい餌もへたって(弱って)しまいます。

そこで私がしている餌の保存方法(スポンジの作り方)を紹介します。

餌箱の内径に合わせてスポンジを切り取り



約1cm位厚さを残して刳り貫きます(底の部分も1cm)



出来上がった物がコレ↓↓↓↓↓



クーラーに餌箱をセット状態



断熱効果を上げる為にマットも使用しています。



蓋はマジックテープで側面に取り付けれます



餌箱の大きさに依ったら二分割して異種の餌を使用出来ます。




スポンジの使い方は、

①餌を入れる前にスポンジを海水を滲み込ませてから

 虫餌を何も付けない状態で入れてやります。

②同じ様な餌箱で無い場合は、直接餌箱が氷や保冷剤に当たらない様にします。

③ある程度時間が経ったら、一度餌とスポンジを出して海水で洗ってやる事。

 ※これは虫餌が体液を出したものを、スポンジに吸わせる為で、

  これをする事により虫餌は、何時までもピンピンしています。

  必ず実行する様にして下さい。

詳しい作り方や使い方はブログの中『キス用餌箱2』や、『月間釣り画報7月号』の



此方↓↓↓↓↓へ



詳しく載っていますので、


お買い上げの上、笑読下さい

又、質問等ありましたらコメント欄へどうぞ

 

誠にお手数ですがこの記事が参考に成りましたら、下↓↓↓↓↓のバナーをポチと押してやって下さいませm(__)m


キスのサビキ方

2007年06月16日 | キス釣り工房

あくまでもキスのサビキ方で私の場合ですが、波が穏やかな時は水平か、穂先を水面近くまで下げて引きます。


コレは道糸を出来るだけ海底に沈めた状態で引く為で、キスが通る高さを道糸を動かして驚かさない事です。

 

 

波が高い時は仕方なく竿を立てて引きますが、これは出来るだけ道糸が波に叩かれオモリが不自然な動きをしない様にする為です。



又、藻場を通す場合も根ガカリしない様に立てた状態で引く方が良いでしょう。

アタリがあれば少し竿を送り気味にして、一度その辺りで次の食いを待ちます。

これはキスは群れでそれも帯状で動いている為で、折角キスが居る場所を仕掛けが早く通り過ぎてしまっては、キスも釣れて来ないと思います。
サビキのスピードですが、時計の秒針かそれより少し遅めに引ます。
キスの活性が高く追い食い(一匹のキスが針を二本以上咥えている場合)や、フグ・ガッチョ(ズルゴチ)等が釣れる場合は少し早めに引くと良いでしょう。
特に遠浅でない限りフグは波口近くに居ますので、フグが釣れて来る場合はその距離に来ると早く引いて交わす事です。
又、仕掛けの一番先(下針)にしか釣れない場合は、遅めに引いて来ます。
早朝や秋口には海に向かって斜め横に投入し(周りに人が居ない場合です)横に引くと数釣れる事があります、これは早朝キスは陸に近い場所まで寄って居る場合があるからで、波口近くで釣れる事もあります

以上の釣り方は師匠の教えを、泰皇夢の独断と偏見でアレンジした物です


ジェット天秤の改良に付いて 

2007年06月15日 | 工房日記
先般ジェット天秤の改良記事を載せておりましたが



富士工業のオモリのカタログにジェット天秤遊動型が有りましたので、

以前の記事を全て削除致しました

定価が30号2本入りで480円、作ると1本アタリ130円程で出来ますが、

道具や手間を考えると、一般の方は釣具屋で購入された方が良いと思います。

但し、特殊な物なので釣具屋に依っては置かれていない所が有るかも

コメントを戴いた方にはお詫び申し上げますm(__)m

バランスウエイト

2007年06月11日 | キス釣り工房

投げ釣りの投擲時に必要なものを挙げろと言われたら、イの一番にコレを推薦します。


何か解りますか?

答えは“バランサーウエイト”竿尻に入れて使います。

竿にリールをセットしてなるべくバランスの中心が、リールに近い場所にすると竿が少々重たく

成りますが、逆に竿を振る場合竿先が軽く感じられます

特にキスの引き釣りをする場合、竿先側が重いと非常に疲れます。

少々値段が高いですがコレは絶対必需品と思って下さい


遊動式ライト天秤を作る。

2007年06月09日 | 工房日記
この前作ったライトタックル用オモリの簡単な作り方です。



先ずステンレス(硬質)の針金0.8mmと



ステンレス(硬質)の針金1.2mmを用意↓↓↓↓↓



この針金はジェット天秤の改造をした時、要らなくなった物の流用です

先ず細いステンレスの針金を、10cmの長さに1組分2本作ります



この様な格好に曲げます



次にL型の方を細い銅線(ビニールコードの中にある物)で巻きます



中にオモリを入れて針金にカーブを付けて



銅線で巻いて



銅線を巻いた部分をハンダ付けして、ゴムのカバーを取り付けて、

オモリを遊動式にする場合は輪の大きい物を作ると、↓↓↓↓↓この様に成ります



後はトップ写真の様にカーブを付けて、輪っかの部分をハンダ付けすると出来上がりです


全日本キス選手権に・・・

2007年06月08日 | キス釣り工房

今月17日に開催される全日本キス選手権に向けて、ヤットコサ泥縄状態で針を結んでいます



エッ、何か違うぞって



ハリスの格好が何時ものキス用と違います

ハリスだけでなく針の大きさが



同じキツネ針でも、写真上の2本は秋田キツネの6号、下の4本白キツネの6号で大きさや太さが全然違います



この針を使って夜釣りで藻場を狙います、但し引き釣りでは無く置き竿で

一昨年知る人ぞ知る?私メが夜釣りの、倉橋島早瀬デビューしたのがこの針でした

当日の実績40cm級真鯛2枚、30cm級メイタカレイ1枚、ベイスケ1本の

実績があります。

今年は佐田岬にて我がクラブのN村氏が、カワハギ(マルハギ)の30cm級を無数釣り上げています。

サテサテ、当日は如何成ります事やら


エポキシ塗装台の改良

2007年06月06日 | ロッドメイク
エポキシ塗装をする場合手持ちでは塗り難く、自分なりに製作して今まで使っていた物↓↓↓↓↓



エポキシを入れた容器が下にあり使い勝手が悪い


其処で改良する事に、

と言っても大げさなものでは有りません、廃材を利用して容器を置く台を付けただけですが、



こうする事により下の容器からで無く、



筆が直ぐに容器に浸ける事が出来



スレッドに塗る事が出来る様に成りました。



容器を斜めにする様にレールも取り付けて、筆で押すだけでスライドが出来ます

筆を持った手も固定したままで塗れるので楽に成りました。