広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

バター餅蒸しパン・四喜福福

2016-06-07 00:09:33 | ランチパック
たけや製パンのお菓子2つ。
その前に、2013年にやっと開設されたたけや製パンの公式ホームページが、この6月1日に全面リニューアルされた。
同時に、公式ツイッターとフェイスブックも開設。(これは他の食品企業でも多いが、メールやフォームによる受付窓口は引き続き非公表)

「新商品」のページも、デザインが新しくなった。
月も変わったことだし、当然6月の新商品が掲載されていると思いきや、瀬戸内レモンのカステラサンドとか、さくらんぼのアベックトーストとか、5月の新商品が掲載されている。つまり、6月にページをリニューアルするのに、その前月の新商品紹介ページを作成するという、なんだか面倒なことをやっている。
「レシピ」には新しいものがアップされているようだが、それ以前にまずは売り物の情報を掲載するべきではないでしょうか。
【10日追記】6月9日になって、やっと6月の新商品が掲載された。「○月の」という表示がないので分かりにくいが、更新が遅れるのを見越して、わざとあいまいにしているのか。ツイッターやフェイスブックには、相変わらず新しいレシピ掲載ばかりが投稿され、新商品情報を更新した旨の告知はない。

何よりも、いくらデザインが最新でも、掲載情報が古くては、意味がない。
案の定(と言っては失礼だけど)、ツイッターとホームページ【10日訂正】フェイスブックもレシピの更新情報しか投稿されていない。

SNSも開設してやっと他の企業並みになったと、たけやさん(の上層部や経営陣?)は喜んでいるのかもしれないが、こんな状態ならば、ホームページやSNSなど閉鎖したほうがマシだ。
担当者が限られているといった事情もあるのかもしれないが、特に企業など組織では、最新情報に見せかけて古い情報をネット上に放置しておくものほど、みっともないものはない。


ということで、公式サイトよりも早く、6月の新商品。
バター餅風蒸しぱん 粒あん&ホイップ 293kcal
秋田県北秋田市には古くから「バター餅」という食べ物があるそうだ。僕も知らなかったが、2012年頃にテレビ(ケンミンショー?)で紹介されたのをきっかけに、ブームに。
秋田市内でも、北秋田から輸送されて売られるばかりでなく、秋田市内の菓子店やたけや製パンでも製造するようになった。
バターを混ぜてついた餅ということらしく、おいしい。製造元で差はあるが、それほど甘ったるくはなく、柔らかくてびろーんと伸びる。

それをモチーフに蒸しパン(和生菓子)にしたようだ。あくまでバター餅“風”で、米粉などは入っていない。バターは入っている。

厚手の蒸しパン生地で、ホイップと粒あんを巻いている。

味はおいしい。たしかにバター餅に近いような気はする。若干の塩味も感じた。
蒸しパン生地は、一般的な蒸しパンよりもちもちだが、もちろん、びろーんと伸びるわけではない。
元々のバター餅は何かを挟んだりしないのだから、ホイップとあんこは別にいらないような。生地だけを餅っぽい形状にしても、イケるのではないでしょうか。
この商品は、スーパーでも比較的よく発売されています。
【11日追記】やっと更新された公式ホームページによれば「男鹿の塩を生地に入れたほんのり塩味のあるバター餅風蒸しぱん」だそうで、だからしょっぱいのか。だったらパッケージにもそう書いてよ!


次は、あまり見かけない商品。秋田駅のコンビニNEWDAYSのパンコーナーにひっそりと置いてあった。【10日追記】シールはないものの、これも6月の新商品らしい。ドン・キホーテでも売られていたのを確認。110円くらいだったか。
四喜福福 枝豆 5個162円
第一印象では、単なる小ぶりで色の薄い草大福かと認識。
よく見ると「ふわふわの大福で枝豆あんを包みました。」さらに「まるっと秋田 collection」「国際教養大学×たけや製パン 共同開発商品」とある。
※この菓子自体が「大福」なのだから、「大福で包みました」という表現はおかしいのでは? 「ふわふわの餅で枝豆あんを包みました。」あるいは「枝豆あんを包んだふわふわの大福です。」のほうがいいのではないでしょうか。

そういえば、報道や秋田市広報で見た。
秋田市雄和にあり、全国的な評価が高いという国際教養大の学生が開発したお菓子が数種類売られていて、その1つがこれらしい。(たけや以外の地元企業との開発商品もあり、発売期間は異なる)

3月25日で更新が止まっているが、「秋田市×国際教養大学 お土産開発プロジェクト」という公式らしきフェイスブックがあった。
それによれば、四喜福福は、「米どころ秋田の餅文化と、お隣中国の長寿を祝うお菓子“寿桃”の融合により生まれた」。
中身は季節で変わり「春はさくら、夏は枝豆、秋はりんご、冬は味噌」。イベントでは4種揃った8個入りなども売るらしい。

今回買ったのは、透明のビニール袋に入れてシールを貼った簡易な包装だけど、そうじゃない箱入りもあるようだ。(どこで買えるの?)

原材料欄では「ずんだあん」とあるように、要はずんだ入りミニ大福。
たしかに柔らかくふわふわ、ずんだの味もしっかり。食べやすくて手軽なおやつやお土産にいいけれど、秋まで待てば今度はリンゴ入りが食べられるということでしょうか?
こちらも、もう少し情報提供してほしい。せっかく開発した商品なんだし、上手にPRすることも商品開発の一環ではないでしょうか。

※2016年9月から「りんごあん」が発売。
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しらゆき~上越妙高

2016-06-06 00:05:21 | 旅行記
長岡を後に信州へ。
繰り返しになるが、今回の行きは、日本海側を直江津(なおえつ)まで進んで内陸へ入る、秋田-長野方面の最短ルート。
このルートで新潟・長岡から先は、昨年春の北陸新幹線金沢開業前までは、信越本線1本(乗り換えは必要)だったが、新幹線開業後は、直江津から先の並行在来線が第3セクター化されている。
今回のルート(Googleマップに加筆)
今回は、信越本線(地図中の赤)~えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン(緑)で上越妙高へ。乗り換えて2駅だけ北陸新幹線(青)に乗車して長野へ向かう。

新潟-上越妙高方面を結ぶ、JR-トキめき鉄道直通の特急が1日5往復運行されている。
かつては、直江津から北陸本線に入って金沢まで行っていた「北越」があったが、代わりに直江津から内陸へ入るようになった形。
その名は「しらゆき」。
以前触れた(この記事後半)ように、かつては青森-福井の急行列車、後に秋田-大館の快速列車に使われた名前で、この3代目にして特急に成り上がったことになる。3代とも日本海側の列車であり、雪国にふさわしい名称で、親しみを覚える。

乗車したのは、上り最初の2号。
新潟を7時37分に出て、長岡は8時27分着。上越新幹線なら20分ちょっとで着く区間だから、やっぱり新幹線は速い。
特急「しらゆき」ヘッドマークは空白
しらゆきの車両は、E653系電車。
「いなほ」と同型だが、塗装が違い、短い4両編成で普通車のみ。

「フレッシュひたち」だった頃のE653系は、7両1組の「基本編成」と4両1組の「付属編成」があり(設備は同じ)、それらを組み合わせて運行していた。
新潟転属後は、元基本編成はグリーン車を作っていなほ用(一部、付属編成を組み替えて入れた車もあるとのこと)、元付属編成はしらゆき用と、完全に分離されている。

しらゆきの塗装は、白地に青と赤のライン。
いなほと比べると控えめなデザインで、E2系新幹線(元あさま・現上越新幹線)と似ている。
白は「しらゆき」からの連想、青は日本海と空、赤は夕日をモチーフにしているということらしい。
それだけでなく、1988~1997年に金沢-長岡で「北越」の速達版として運転されていた特急「かがやき」用の485系電車の塗装(米原-金沢の「きらめき」も同じ車両)とほぼ同じ。赤と青の色味が違うようだが、このことも念頭に置いた塗装だろう。

このしらゆきは「新井(あらい)」駅行き。
5往復中3往復は、新幹線駅である上越市の上越妙高駅発着だが、2往復は2駅先の妙高市の新井駅まで行っている。よそ者にはピンと来ない行き先で分かりにくい。
E653系やE751系の側面のLED表示は、独特。日本語の列車名がカギカッコに入っていたり、英字の行き先の頭文字の書体が独特だったりして。
 「Akita」の「A」もこれ

「北越」当時、自由席でこの区間に乗った時は、新潟県内での利用がとても多かった。
「しらゆき」は自由席・指定席2両ずつで、北越時代より減っている。しかも途中駅からの乗車だから、指定席を取っておいた。
新潟駅の線路配置の関係上、「いなほ」とは逆向きになるため、海側の窓際は「D」席。

長岡からは、自由席、指定席ともけっこう乗車。
乗り込んでみると、指定席には既にそこそこ乗車しており、1~2列につき1組座っているような状態になった。自由席の様子は知らないけれど、指定を取っておくのが無難かもしれない。
上越妙高で北陸新幹線に乗り継ぐと、しらゆきのJR区間の特急料金が半額になる乗継割引が適用されるから、指定席料金もさほど負担ではないし。※えきねっとでは、JRとトキめき鉄道の上越妙高駅が別の駅として登録されているが、それでも適用される。


車内は、座席の布地以外はいなほ用と同一。
こんな柄
こちらは赤系統で市松模様というか柄違いの正方形がパッチワーク状に並ぶもの。
JRの発表では、温かみを表現し、北陸新幹線の座席と近いデザインにすることで連続性を持たせている意図があるという。
いなほの布地は、小千谷縮をモチーフにしているとのことだったが、こちらではそのような表記はなさそう。むしろこっちのほうがそれっぽい気がしなくもない(本当の小千谷縮を知らないので、雰囲気として)。小千谷市は長岡の隣だから、いなほよりはしらゆきのほうが近い(沿線ではない)し。

いなほ同様チケットホルダーも設けられているが、車掌は端末でチェックしていて、(少なくとも指定席では)用なし。


この区間は、何度か乗っている。高校の修学旅行の「白鳥」、電車寝台急行「きたぐに」、「北越」などで。印象としては海沿いの区間が続き車窓は楽しめるものの、少々冗長なイメージもあった。
ところが今回は、長岡から直江津までは55分。停車駅は柏崎と柿崎だけ。以前は金沢から新潟などもっと長距離で乗っていたので、まとめて長くとらえてしまっていたようだ。

長岡を出て20分ほどの柏崎からは海沿い。
天気は回復傾向

ハマナスの花が咲き始めていた
海に近い駅として有名な青海川(おうみがわ)を通過。中越地震被災後の工事のせいか、構造物があって車窓からはそれほど眺めがいいわけでもない。

風景は別として、乗り心地・座り心地は「いなほ」と違うわけもなく、車内販売もなく、淡々と移動した感じで、あっけなく直江津到着。
ここまで3駅では、指定席から降りた人はほとんどいなかった。県内の移動は自由席なんでしょう。

直江津からは、えちごトキめき鉄道に入る。残り上越妙高まで15分、終点の新井まで20分ほどだが、運転士・車掌とも、同社社員に交替。
途中、高田に停車。
直江津と高田は元は別の町で、現在は合併して上越市。かつては、土崎と秋田みたいな港町と城下町の関係だったのだろう。
高田は、桜やハスが見事だそう。車窓からは城下町っぽい趣きの町並みもちらりと見えた。いつか訪れたい。

すぐに上越妙高到着。乗客はほぼ全員が下車。
終点じゃないので、もたもたしていると降り損ねそう。時刻表上の停車時間は1分未満。
 えちごトキめき鉄道の駅名標
上越妙高駅は、新幹線開業前は「脇野田」という小さな駅(無人ではなかった)だった。

駅の位置は新幹線開業時に少し動いたらしく、見かけは新しくできた駅同然。
在来線ホームは、1面2線の構造や広さ(狭さ)が新青森駅によく似ている。
在来線ホーム橋上駅舎から南方向

西口駅前。ここも消雪のサビで路面が盛大に茶色い
在来線は西側にある。駅は東西に出入り口があるが、東口側のほうが古くからの住宅地らしく、西口側は開発途中。奥に田園と山が広がる。

最近の新幹線駅は、3セク並行在来線と新幹線の連絡改札口がなく、いったん外へ出ないといけない構造のところがある。
上越妙高もそうだった。
自由通路。左奥から右へ入ると新幹線。右手前が在来線
※下がっている旗は、モグラと新幹線をくっつけた「上越妙高駅お出迎えキャラクター『ウェルモ』」。

自動改札がない改札口から自由通路へ出て、右方向がすぐ新幹線改札口(少し奥まっている)。移動距離は大したことはないが、だからこそ連絡改札があってもいいのに。仮にも乗継割引が適用される連絡特急「しらゆき」があるのに。

接続する新幹線との待ち時間もあまり考慮されていない。
しらゆき2号からは、下り金沢方面が19分、上り長野・東京方面に至っては46分もある。
しらゆきから乗り継ぐ客の大部分は、下り方面の利用のようだ、すぐに新幹線改札へぞろぞろと入っていった。(上り方面は、僕のような長野へ行く人しか乗り換えないだろう。高崎や東京なら上越新幹線に乗ればいいのだから)
それだけ、新潟対北陸の移動の需要があることになる。「北越」時代よりは少し早く移動できるのだろうが、乗り換えの手間と費用はかかる。利用するみなさんは、新幹線開業をどうとらえているだろうか。

まだ新しい上越妙高駅を少しだけ拝見。
自由通路新幹線側の東口は、突き当りが吹き抜けの高い丸天井。
1階から
越後杉を使用したエントランスホール「もてなしドーム」。
1階と2階を結ぶエスカレーターは、途中に踊り場があって、乗り換えないといけない。
東口駅舎。奥の出っ張ったところがもてなしドーム。外観はさほど…
「馬上謙信公像」があった。
上記の通り、こちらのほうが古くからの町のようだけど、多くの新しい新幹線駅同様、目立った商業施設などはない。

自由通路の西口側は、妙高の山並みが望めるガラス張りだけど、この日は見えず。
西口側。在来線と新幹線が上下に並行
【2018年11月17日追記】その後、2018年11月に西口駅前に天然温泉の日帰り入浴施設「釜ぶたの湯」がオープンした。420円と手頃で22時半まで営業するなど、旅行者も何かと使えそう。

自由通路沿いには、「SAKURAプラザ」という観光案内、待合、軽飲食、土産物販売の場所があり、直江津駅の業者の駅弁も販売。
新幹線改札前には、コンビニNEWDAYSも。


新幹線改札内は、シンプルな造り。
北陸新幹線には新潟県内に駅が2つある。もう1つは糸魚川駅でJR西日本管轄。JR東日本新潟支社にとっては、飛び地のように上越妙高を管轄している。
ホームは全面が屋根で覆われ、ホームドアがある。白系統が多用されて明るいけれど、やはりシンプル。発車標は改札内外とも、3色LEDでフルカラーではない。

ホームは4本あって、内側2本は通過線として機能。
「かがやき」が高速で通過(接近予告放送あり)

長野新幹線には乗ったことがあったが、金沢開業区間を乗るのは初めて。E7/W7系に乗るのも初めて。
同じ車両で、JR東日本所有がE7系、西日本所有がW7系。
北海道新幹線のE5/H5系と同じ関係だが、あちらは帯の色が違うので区別しやすい。こっちはどこで見分ければいいのか分からず、短い停車時間と乗車時間だったので形式表示を見るのも面倒で、結局乗ったのがどっちか分からずじまいだった。
【2017年7月9日追記】コメント欄の通り、E7系とW7系では、車内放送のチャイムの曲が異なるそうだ。この時は上越新幹線や従来の長野新幹線と同じ曲だったので、E7系だったことになる。

12両編成で自由席は4両。予想通り、自由席はガラガラ。
E7/W7系車内
座席は落ち着いた赤系統。たしかに「しらゆき」と似ている。
通路が赤茶色系なのが、これまでの新幹線にはないかも。天井の吹き出し口や凹凸が目立たず、ほぼフラットなのも珍しく、すっきりしていていい。

枕が上下する座席はE5系に似ている。座り心地も似ているが、E5系よりはホールド感があってぺらぺらしていない気がして、悪くないと思う。
E5系では窓際の壁だけだったコンセントが、中央と通路側席にも設置(前の座席下)されたり、肩の把手(とって)部分に席番号の点字が打たれるなど、細かな点が改善されている。

運転士と車掌は、長野まではJR西日本が担当するそうだ。
自動放送は東日本各新幹線と同じ。チャイムは上越・長野新幹線と同じ、日本語は堺さん。

【6日追記】座席前の網袋に入る車内誌は、従来からのJR東日本の「トランヴェール」に加えて、西日本の「西Navi北陸」と2冊。西Naviのほうが前で、トランヴェールは隠れている。なお、北海道新幹線では、コストや手間からJR北海道の車内誌設置は見送ったそうで、対照的。

上越妙高から長野までは、わずか23分。
地図を見るとけっこうな距離。盛岡-八戸-新青森などでも感じたけれど、やっぱり新幹線は速い。
途中、飯山に停車。在来線では、信越本線ではなく飯山線の駅で、長野からは50分ほどかかる。飯山線については、帰り道にて。
新しい新幹線開業区間だからトンネルが多いものの、思ったよりは地上区間もある。田園や山々の緑が映える。

落ち着く間もなく、長野到着。
すぐ発車かとあわてて降りてしまったが、12分も停車。
後からくる「かがやき」を先に通す、つまり以前の東北新幹線仙台駅と同様の緩急接続が取られていた。


長野県を訪れるのは、おそらく5回目で、実に9年ぶり。
以前は、いずれも太平洋側からのアクセスだった(かつては特急料金込みのフリーきっぷがあったから、それを利用したことが多かった)。日本海側から長野入りすることになるとは、予想しなかった。
次回以降、やっと長野県の旅行記が続きます
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駅前ビル/牧野ビル跡

2016-06-03 00:01:34 | 秋田のいろいろ
区画整理で道路が広がるため、解体されて再建されていた、秋田駅西口の「秋田駅前ビル」。
前回(この記事中ほど)は外観ができあがって、「5月竣工予定/テナント募集」と出ていたところまで紹介。
先週後半撮影
6月に入ったわけだが、今日時点では、大きな変化なし。
出入口。左は工事現場
隣接する道路予定地部分での上下水道関係【11日追記】下水道の工事が行われてごちゃごちゃした印象だけど、ビル部分では何も行われていなさそう。

壁には、
「AKITA ekimae BLDG」という小さなロゴマーク

今週までに、屋上の広告が入りそうだった部分に、
広告が入った

「美人を育てる秋田米」「あきたecoらいす」
色合いが目立つし、秋田の玄関口に秋田の米の看板はふさわしいかもしれない。
でも、以前から言っているように、位置的に駅方向からは隠れて見えない。

広告収入は大丈夫そうだけど、テナントはどうなるでしょうか。
続きはこちら



飛んで山王。
山王十字路近く、山王大通り沿いにあった「牧野ビル」が、2013年に解体された。
更地になってからは、秋田市役所新庁舎建設工事関係者の駐車場として使われた。
新庁舎もできあがって、じゃあ今度は旧庁舎解体関係者用駐車場にでもなるかと思っていたら…
「建築計画のお知らせ」
今も何らかの駐車場にはなっているみたいだけど、「建築計画のお知らせ」が。

何ができるかと見ると、「わかこま保育園」。
今年8月から来年2月10日まで工事して、鉄骨造3階建ての計画。

「わかこま保育園」は、現在は牧野ビル跡地から800メートルほど南西、けやき通りの南端近くの山王六丁目にある。そちらもまだ新しそうな園舎だから、移転じゃなく分園みたいなものができるのだろうか。【末尾の追記参照】
ちなみに「わかこま保育園」を運営するのは「社会福祉法人 若駒会」。「若い馬」を意味する「若駒」のイメージからの命名かと思っていたが、理事長が駒野谷さんという方。初めて聞く姓だけど、それともかけているのだろう。

オフィス街の谷間の保育園だけど、別段危ない場所でもなさそうだし、いいかもしれない。

【8月16日追記】8月10日アップの秋田建設工業新聞サイトによれば、これは「移転改築」。
山王六丁目の現・園舎が手狭なため、移転するもの。
9月上旬着工予定。【2017年4月16日補足・実際には移転ではなく新規開園になったようだ】
現園舎の近隣には、同経営の「若駒学童クラブ」もあるが、それは移転せず残る模様。

完成後はこちら
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ウエルマート消滅 他

2016-06-01 23:51:44 | 秋田のいろいろ
イオン系列のマックスバリュ東北が秋田県内で2店舗運営していた食品スーパー「ウエルマート」が、5月27日から「マックスバリュ」に屋号を変えた。
これにより、マックスバリュ東北運営のウエルマート消滅のみならず、国内からウエルマートがすべてなくなったことにもなる。

ウエルマートがいつどこで発祥したのかは不明(少なくとも昭和末期にはあった)だが、かつては全国各地で異なる運営会社(地域別会社またはジャスコ=現在のイオンリテール)によって運営されていた。
1994年に新ブランド「マックスバリュー」、1998年から「マックスバリュ」が登場し、地域差はあるものの、新店舗もしくは既存ウエルマートの名称変更により、徐々にウエルマートはマックスバリュに変わっていった。
秋田市のマックスバリュ広面店も、1995年のオープン時は「ウエルマート広面店」。いつの間にか、名称が変わった。
当初は大型店舗はマックスバリュ、小型店はウエルマートと使い分ける傾向も見られたが、近年は小さくてもマックスバリュを名乗る店も増え、ついには日本中で秋田の2店舗だけになっていたのだった。

また、マックスバリュ東北(とその前身企業)が、かつては「山形ウエルマート」「北日本ウエルマート」などと変遷したように、運営企業名としてもウエルマートが名乗られていた。「東北ウエルマート」がマックスバリュ東北となったのは2000年。

最後のウエルマート2店舗は、いずれも秋田市から内陸南部へ至る国道13号線・奥羽本線沿い、大仙市の協和店と神岡店。
協和店は1986年11月開店で、改装の上、マックスバリュ化。直営売場面積は484.3平方メートル。(ちなみに、新しい店にしては小さめのマックスバリュ泉店は1860平方メートル)
神岡店のほうは屋号だけ変わった形だが、27日付秋田魁新報によれば「神岡店も年内改装を予定している。」。【2016年11月25日追記】同日付折込チラシの店舗紹介欄「マックスバリュ東北のいろはにほへと」によれば、神岡店は「9月にリフレッシュオープン」。「開店から30周年を迎える150坪と小さいお店です。」。1986年開店で、495.9平方メートルということで、協和店とほぼ同じ。

Googleストリートビューよりウエルマート神岡店
ストリートビューによれば、2店舗とも、今の時代にしてはとても小さく駐車場も狭いスーパー。

各店のお客さんは、工事や掲示で知っていただろうけど、それ以外には突然の名称変更、すなわちウエルマート消滅だった。
ホームページへのニュースリリース掲載(お客さま向けページには未掲載)は25日付、それを受けて27日付秋田魁新報経済面に掲載されて、知ることとなった。
もうちょっと早く知っていれば、話のタネに行ってみたのに…

リリースには「旧社名(東北ウエルマート株式会社)を冠したウエルマート屋号は、すべて「マックスバリュ」へ変更となりますことを合わせてご案内申しあげます。」、それを受けた魁には「同社が営業エリアとする東北4県でウエルマートは全てなくなる」と掲載。
しかし、実際にはそれよりも大きな視点で、国内からウエルマートが完全になくなってしまうのだ。この点に触れてやれば、話としてはおもしろいのに。マックスバリュ東北も、魁にも、よその話に関心はないのでしょうけど…


「マックスバリュ」でなく「マックスバリュー」は、国内で北海道に1店舗しか残ってないが、今もそのままらしい。それより先にウエルマートがなくなる。
今となっては、ウエルマートが身近にあった頃の記憶は薄れたし、そもそも当時の僕はあまり利用しなかったけれど、少々寂しい。
前も書いたけれど、テレビCMの最後に流れていたジングル「♪ハロー ウェールカム【2日訂正】ウェルカーム ウェルマート」(ウ”エル”ではなくウ”ェ”ルと歌っていた)と、「W」のロゴマークはよく覚えている。【2日追記】ジングルは、宮城県など他地域でも共通だったらしい。CM中流れるBGMから続く構成。
ストリートビューで見ると、現在もマークのデザインは同じ。ただ、地色の赤が記憶にあるより赤い。今のマックスバリュのようなピンクというか赤紫っぽかったのは、勘違いか。
ストリートビューより協和店。前の看板は赤。背景の屋根の色が今のマックスバリュの色か?
カタカナのロゴは直線的なもの。こちらは印象にない。


そして、青森県へのマックスバリュ東北進出は2001年。
まずはイオン(現・イオンリテール)が経営していた8店舗を引き継ぎ、さらに倒産した地元の「亀屋みなみチェーン」なども引き受けて転換、やがて新規出店や既存店の大型化を進めて現在に至る。
イオン運営だった8店舗は、Wikipediaでは「ウエルマート」と「マックスバリュ」だったことになっている。

弘前にいた頃の記憶では、1997年の時点で弘前公園の西側、弘前工業高校辺りに小さめのスーパーがあって、それがその1つだったはず。
現在、新町のゲオの向かいに「スーパーマーケットみのせ新町店」というのがあるけれど、そこだろうか。店の古さやサイズ感は似ている。
当時は、「ウエルマート」ではなく、「ウエル」という店舗名称(看板)だったはず。「広面のウエルマートとマークは同じだけどマートが付かないんだな」と思った記憶がある。
※ウエルは弘前市郊外にも複数店舗があったそうで、津軽には結構浸透したスーパーだったようだ。マックスバリュ東北へ移管したウエルもあるが、地元スーパー「佐藤長」が引き受けた店舗もある。
【2021年8月31日・9月6日追記】コメントをいただいたように、1985年に「ウエル青森」という企業ができ、後に「青森ウエルマート」になったとのこと。弘前の店は店の屋号が「ウエルマート」になった後も、看板は「ウエル」のままだったということらしい。



マックスバリュ東北のほかの話題。
5月20日付で、社長に佐々木智佳子氏(56)が就任。25日付秋田魁新報経済面にインタビューが掲載された。
山形県新庄市出身で、1978年に同社の前身である西奥羽ジャスコ入社。
「イオングループの現行のスーパーマーケット業態で、女性が社長に就くのは初めて。」とあるが、「現行のスーパーマーケット事業」ってどういう意味だろう? 昔は女性社長がいたってこと? そういえば、マックスバリュ東北の前身の1つである、本荘の「つるまい」は女性社長だったかな。そういう意味?

「由利本荘市で試験的に運営している小型店舗「マックスバリュエクスプレス」も売り上げが好調。(略)山形県でも出店を計画している。今後徐々に店舗数を増やしていきたい。」とのこと。
旧つるまい時代からのマックスバリュを改装した「御門町店」のこと。東北以外では、エクスプレスはただの小型店舗(旧ウエルマートみたいな)のこともあるが、ここではコンビニ形式のレジで袋詰めしてくれるそうだ。5%引きになるのが、第2日曜でなく毎月10日なのも違う。
秋田市中心部・中央部にもほしい。


マックスバリュ東北は好調なようだけど、公式ホームページによれば、山形県のマックスバリュ村山店は5月31日で閉店。
「やまがたコミュニティ新聞(http://www.yamacomi.com/5720.html)」によれば、6月末には同じ村山地域の河北店と東根温泉店も閉店。3店は1991~2000年に開店した比較的大型の店舗で、「店舗の老朽化や今後の売上高の伸びが見込めないことを閉鎖の理由に挙げている」とのこと。
やはり、スクラップ&ビルドも進めなくてはいけないのだろうけど、今後は秋田でも…ということにならないか心配。
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