大人の対応

　どうして首都をエルサレム？。ずいぶん昔に、アメリカ議会が首都はエルサレムと決議したのだそうだが、それは大人の対応ってもんだ。アメリカ国内にはユダヤ人も多くいるだろうから、その人達の求めにも応じなければならぬでしょう。だから精一杯頑張って『国内決議にとどめた賢い考え』だと、オイラは思うのです。
　
　さてイスラエルの国民は、心から首都のエルサレムを喜び、望んでいたのでしょうか。もしかしたら『余計なことしやがって・・』と思う人はいないのでしょうか？。我が国は今までどおり、テルアビブを首都扱いするそうですが、それが大人の対応だと思うのです。
　
　昔々の大事件、テルアビブ空港乱射事件を思い起こします。日本人の岡本公三は仲間の日本人二人とともに、空港で銃を乱射させ２６人もの人の命を奪いました。射殺を免れ生き残った岡本公三は、アラブの英雄ともてはやされましたが、死刑制度のないイスラエル刑務所で拘禁ノイローゼで廃人になったと聞きます。私は拷問があったと思います。
　
　どのような大義名分があったか知りませんが、死にたくなかった２６人が生きることが出来なかったことに、私達と同じ日本人が関わった事実は永久に残ります。