田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

声が聞こえていたのに

2018年05月03日 | 日記
 奥の院の荘厳な空気に触れてきた私、何かしら世の無常を感じつつ、上階のご主人がお亡くなったことを先ほど、お聞きました。
 
 ご病気をかかえたご主人、近頃は元気だったそうです。急の寒気、発熱でかかりつけの病院で入院、わずか二日の闘病だったそうです。さばさばと話される奥様にお悔やみの挨拶をしました。
 
 妻に喋り続けられる奥様を見て、きっと悲しさを紛らすための会話と察しました。一人二人同じ階段の町内の人達が集まり、家族葬を終えた奥様が、ご主人の逝去を報告なさいました。
 
 私ごとですが、あの奥の院の杉の木立を歩いている頃、窓を開け放つ季節の今頃、あの元気な声のご主人が旅立ったことを、無信心な私が感傷的になったかもしれません。