田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

女のロマン?宝塚歌劇団

2016年01月26日 | 日記
 男のロマンはあっても、女のロマンはあまり聞きませんねぇ。もしかしたら、男のロマンの対象が、女性だからかもしれません。ですが、年代を問わない『女性のロマン』を宝塚大劇場で見ることができました。
 
 まずこの旅行『姫路城と宝塚』は、明らかに「男のロマン」「女のロマン」ですね。参加者44人中、男性は私を含め4人、老年カップルのご主人でした。他には、母親と娘さん、母親が宝塚ファンで娘さんが付き添いらしく見えました。その他、熱烈ファンの熟女さまたち。かくいう私達は、若干場違いな興味本位の遠足でした。
 
 宝塚ホールで気づいたこと、とにかく年齢の巾が広いことです。娘時代に宝塚に憧れた人、初めて見た歌劇団が忘れらず、もう一度見たいと願う、お歳を召した人などなど。中年のいわゆる常連さんらしき人は、混雑するホールをさっそうと移動なさいます。バスの中で「もう、何度見たかわからない」なんて声も聞きました。
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 ホールの中で特に目立つは、背がシャキーンと伸び、付け睫毛、化粧の上手な(30前後かな)人達。たぶん憧れのタカラジェンヌに会いに来た雰囲気でした。主だった出演者の看板がかかっていました。ご贔屓の下で写真を撮るそうですがこの混雑ではできそうにありません。
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 ホールにたくさん売店があり、たいそう混雑していました。一つ一つの売り場に、メリハリの有る笑顔で、買い物客に対応する娘さんがいました。売店に一人づついましたので、「タカラジェンヌの卵」と思ったのですが、勇気がなくて聞けませんでした。彼女たちは、袋詰めや、お買い物品のお渡しを仕事にして、お金には触れませんでした。販売員の娘さんは制服であるのに対して、体にフィットした私服で、目力、立ち姿勢、歩く姿から確信したのですが、妻は「また妄想でしょ」と言うのでした。
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 観劇はA席2階でしたが、舞台、袖の全部が見えました。演者さんの顔は見えませんでしたが、見えたとしても、トップさんの名前さえ知らない私ですから、見えなくても充分堪能できました。それにしても3時間、歌いながら全力疾走で演技です。若いだけじゃありませんねぇ。私など『コケはしないか、奈落に落ちはしないか』心配になったほどです。
 
 演者さんの衣装の一部、帽子や付け羽根が舞台に落ちても、練習でもしてるかのように、踊りの途中で拾い、自然な動きで袖に投げ入れるのは、目立たず見事でした。劇中、一段高い舞台で、人形のふりをしていた人が動き出すシーンで、白い靴の片方が落ちました。それが脚色なのか解りませんが、踊りも歩くのも自然でした。とうてい靴が片方とは信じられません。私が一瞬、視線を離した後、靴は消えていましたから、脚色ではないと思います。観劇後、妻に話しましたが、靴が落ちたことさえ気づかなかったそうです。
 
 さて、もう一度見たいかと問われたら「いやぁ~舞台の美しさには感激しましたが、スピーカーの中にいるような音量には辟易としました。私の鼓膜は限界でした。眠くても眠られません」が、素直な気持ちです。妻は違うようですが・・・・。
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 蛇足、オイラは1970年(昭和45)の大阪万博へ行き、そのまま山陰旅行に行きました。田舎の代名詞『丹波篠山』を見たかったのです。関西の大学に進学していた友の案内で、福知山線に乗ったと記憶していました。車中、手の届きそうな沿線に宝塚大劇場を目にして、始めて宝塚劇場の場所を知りました。以来、劇場は福知山線沿いとばかり思っておりました。今回の遠足で、その痕跡を探しましたが見つかりませんでした。
 
 どうも、福知山線を阪急今津線と勘違いしていたと思います。阪急今津線 宝塚駅で下車し、福知山線に乗り換えたのでしょう。ま、45年前の記憶ですからねぇ。こんなことが楽しい年代になってしまいました。

 で、宝塚スターのお名前を見ていたら、かの有名な小柳ルミ子さんもタカラジェンヌでした。この山陰旅行時、NHK朝のドラマに出ていました。いっしょに旅した友人が、旅館のTVを食い入るように見てた記憶があります。で、小柳ルミ子さんの宝塚ネームが『夏川るみ』さんですって。夏川りみさんと一字違いですねぇ。蛇足でした。おしまい。