森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

リンドウ科の一種

2017年01月26日 | 自然観察日記
余裕もあまりなく名板もはっきりしないので詳細は不明です。リンドウの仲間であることは一目瞭然ですが、白い花がトウヤクリンドウを思い起させ記録しておきました。暫くトウヤクリンドウを見ていないのでどことなく懐かしい思いです。そういえばこの遠海尾根にもありそうなのですが、日本産のトウヤクリンドウなら花期ははまだ早く9月近くに咲くはずですから花盛りのこの種は在来種と異なります。花姿もどことなく在来のトウヤクリンドウではないですね。

ナデシコ科の一種

2017年01月26日 | 自然観察日記
この種も詳細を調べそこなったものですがナデシコ科の一種のようです。ビランジの仲間かなとは思ったものの葉の形質がまるで異なります。再びどこかで出会うことがあるかもしれませんが、宿題になってしまいました。

ヒマラヤトラノオの花

2017年01月25日 | 自然観察日記
中国雲南省の原産だそうです。タデ科の高山性種。イブキトラノオやムカゴトラノオを大型にした桃色の花序をしています。あまり立派な花序ですからイブキトラノオなどと同じ仲間ということがにわかに信じられません。花の季節のようですがあまり花をつけている個体がありません。沢山花をつけているところを撮られた写真を見ていますから、それに比べ非常に貧弱。この年は生育が悪いようです。微妙な気象などの条件でも生育には大きな影響が出ることもあるのでしょう。

ヒマラヤトラノオの葉

2017年01月25日 | 自然観察日記
葉は地際に叢生していてまずまずの生育のように見えます。この年は花の少ない年なのでしょうか。この種はイブキトラノオなどに比べて花茎が短めなことに気づきました。自生地は周囲にはあまり競合するような種のない場所か風邪などの強い場所に生育しているのでしょう。

プリムラ・カピタータ

2017年01月24日 | 自然観察日記
ヒマラヤ周辺の高山に育つサクラソウの一種です。一見してマツムシソウに似ていますからこれがプリムラとは意外な印象を受けました。花序の形状といい色彩が今まで見慣れているプリムラにはないものでしたから、未知の植物種の多さや多様性に改めて感動します。日本の植物あるいは地元の植物にこだわるのも意味があると思いますが、一方で世界の植物を学ぶのも意味のある事のように思います。とても学びきれるものではないことは重々承知していますが、そういうことを知ることによって身近なものがさらに深く理解できそうな気がします。

プリムラ・カピタータの花

2017年01月24日 | 自然観察日記
近づいてみてもマツムシソウの花かと間違えてしまいそうです。高山の環境ではこういう花序に何かしらの利点があるのでしょう。一つ一つの花は横向きに咲きだし花茎がの少しだけ伸びるに従い下方を向くような構造をしているようです。それにしても花序を支える花茎の長さが際立ちます。

黄色い花のメコノプシスの一種

2017年01月23日 | 自然観察日記
メコノプシスの仲間は中央アジアやヒマラヤの高山などに数十種あるということで、花の色もさまざま。黄色い花のメコノプシスもあり数株が花をつけていました。こちらは比較的矮性気味で草丈20cmほど。花を植えに向けて咲くという特徴がある種です。メコノプシス・カンブリカという種でしょうか。

赤い花のメコノプシスの一種

2017年01月23日 | 自然観察日記
こちらは赤い花のメコノプシスです。花弁が伸びきっていない風で咲いたばかりなのでしょうか。果実がたくさんできていて最後の花のようです。比較的高生で草原のような草の生い茂る場所に適応していると思われますからこのような砂礫地は苦手ではないかななどと考えてしまいます。種名は
メコノプシス・ナパルエンシスとなっていました。

ヒマラヤの青いケシ メコノプシス・グランディス

2017年01月22日 | 自然観察日記
「ヒマラヤの青いケシ」として一気に有名になった種です。かなりの面積に植栽されているのですが花の季節が終わっていてわずかに1株だけ花が咲いていました。周囲の多数の株はかなり枯れかかっていましたから幸運でしたね。

メコノプシス・グランディスの花

2017年01月22日 | 自然観察日記
写真で見てはいるものの実物は初めてで、大きな花と色彩に少々感激。しかし、やや薄い青色には不満がないわけではありませんが、実物が見れたということで満足です。長野には数百株が一斉に咲く景観が見られる場所もあるとか。ぜひ見行ってみたいと思いました。