森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

白馬五竜高山植物園から見た八方尾根

2017年01月05日 | 風景
宮城の栗駒山の話題は一応終了して、次は昨年夏再び訪れた白馬五竜高山植物園で観た花々の話に移ります。長いホワイトシーズンはため置いたグリーンシーズンの素材を整理するのには最適な時間になります。
位置は長野県の白馬村、八方尾根の向かいの遠見尾根の中腹に広がるスキー場に併設されています。今回もすっきりしないお天気で晴れてはいるものの雄大な北アルプスの峰々を拝むことができずじまい。写真では見ることがあっても肉眼ではなかなか素晴らしい景観を見ることが難しいものです。わずかに、海抜の低い八方尾根を見ることができました。

白馬五竜高山植物園の

2017年01月05日 | 風景
ふもとの駐車場からゴンドラで中腹の駅に。そこは冬季ゲレンデで、少し下がった位置からリフトがありそれを利用して植物園の上部にたどり着いて、そこからゆるい傾斜を降りながら各種の高山植物を鑑賞できるようになっています。縦横に張り巡らせられた園路がありいろいろな花々を見ることができます。乾燥環境や湿地環境なども作られていてそこに適応する種が植栽されています。北アルプスの高山植物が多いものの外国種のものも多数あり、やや雑多な感じを個人的には抱いています。花好きの方には喜ばれているようで多くの方が訪れます。

一瞬顔を出した唐松岳

2017年01月05日 | 風景
この日は花好きの方を案内して訪れたもの。高山のさわやかな風を受けて園内の各所に咲きほこる普段目にすることができない花を堪能しました。夏の盛りですからチングルマなど早めに咲きだす花は見られませんでしたがカライトソウの大群落には圧倒されました。
一瞬でしたが八方尾根のピーク、唐松岳が顔をのぞかせてくれました。

ウラシマツツジの葉

2017年01月05日 | 自然観察日記
リフトお降りたところから自然の探勝路ができていてそのまま五竜岳への登山道も開かれています。高山植物園へはリフト降りて下ります。やがて小礫が広がるところからいろいろな植栽種がみられますが、ウラシマツツジが目に留まりました。花もなく紅葉季節のあのあでやかさがまだなく地味な存在です。