草むらに生えるタネツケバナ

これは藪の中に生えていたタネツケバナです。全体に徒長していて一見別種ではないかと考えましたがいろいろ検討した結果タネツケバナにしました。周囲の高径になる種と競争して自らも間延びした草姿になったものと理解しています。

タネツケバナの若い果実と花

アブラナ科の花ですから花弁は４枚です。

タネツケバナの果実

果実ができています。花序の中央部分にはまだ花が見られます。

タネツケバナの葉

奇数複葉の葉の間隔が仁当たりの良い場所に生育する個体に比べ間延びしているのが面白い形質です。

荒れ地に生育するタネツケバナ

裸地に生育していたタネツケバナです。典型的な姿ではないのですがいろいろ検討した結果これもタネツケバナと考えています。前出の個体と極めて印象が違います。これも生育する場所に適応した生活形の一種と考えています。

荒れ地のタネツケバナの若い実と花

花や果実を見ればタネツケバナであることは明白です。