森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

登山口付近の渓相

2016年05月30日 | 自然観察日記
小さな渓谷に沿って切り開かれた林道が登山道になっています。実は里山の雑木林をイメージして入山したのですが周囲はすべて杉の植林帯でわずかに植林できない場所に潜在の雑木があるという感じで出だしはあまり足取りは軽くありません。しかし渓相は岩山に相応しく変化に富んで水もきれいです。

カツラの巨木

2016年05月30日 | 自然観察日記
川沿いに伐採されなかったカツラの大木が開発される以前の様子を伝えています。径は1ⅿに満たないと思いますがそれでも堂々とした樹姿です。かつてはこんな樹が沢山あったのだろうと想像しながら周辺に植林され50~60年くらいたったかと思われるスギ林を見渡しました。よくもこんな傾斜地に植林をしたものと関心はします。

カツラの葉

2016年05月30日 | 自然観察日記
歩き始めて、険しい地形であり周囲の植林された杉が成長していてかなり暗い道であることに一抹の不安はありました。とにかく新潟の森の様子と異なり林床の植生が一見して貧弱です。しかし、貧弱で1種当たりの個体数は少ないのですが出現する種がことごとく「新しい」ものでなかなか先に進めない状況がつつきます。

対岸にもう一本のカツラ

2016年05月30日 | 自然観察日記
少し行くともう一本のカツラの大木が出てきます。綺麗な渓流にカツラの大木、そこだけなら素晴らしい自然を想像するのですが・・・。明日から私が見つけたもともとの自然の片鱗を取り上げていきます。