ヒトクチタケ 2016年05月20日 | 自然観察日記 マツの木を枯らすヒトクチタケというきのこです。新鮮なうちは弾力がありますが乾くと固くなり、中が空洞ですから力を入れすぎると割れてしまいます。もちろん食用にはできません。マツの天敵は松枯れ病。ヒトクチタケも枯れマツについていますから枯らす作用を促進する菌だと思います。しかし、松枯れ病とはことなり健全なマツには取り付かないのではないかと思っています。枯れ行くマツを分解処理して土に戻すという重要な働きをする菌です。生態系の輪の中にあって木材腐朽菌は無くてはならない存在です。