尾根筋にキキョウの仲間がいくつか出てきましたが、沢に入ってめにしたのがこのソバナです。語源はよくわからないのですが山菜として利用したことから蕎麦と関連付けられたというような理解です。里山というより奥山にあって、沢筋などの傾斜地には良く自生していて山深い人の重要な食糧であったことは間違いないようです。草丈はかなりあって1m位にはなります。よくツリガネニンジンとの比較で言われますが、花が輪生していないことで区別しますが、大きさでも差がありますね。
輪生するかしないか以外に、ツリガネニンジンが花が釣鐘状ならソバナはラッパ型といったところです。雌しべが花筒から飛び出していない点も覚えておくと好都合です。いずれにせよきれいな花ですね。草やぶの中を歩き回って、この花を見つけたときはどこかホッとする感じです。