沢の高径草本をなす一つがこのオニシモツケ。幾分湿っている場所にみられます。場所によっては大群落をつくることもあるのですが、ここでは所々に小さな群落がみられる程度でした。沢と言っても土砂が不安定で乾燥気味になる場所が多くオニシモツケが好むような土壌にはなりにくいような気がしました。もう少し時間がたつと適度な湿潤地が形成されるきがします。
コシジシモツケより大型で花の色は白。小さな花がびっしりついてふさふさとした花序を持ちます。小さな甲虫が良く集まる花でもあります。花の盛りは純白でなかなかきれいなものです。しかしやがて盛りを過ぎると白い布が汚れたような状態になりますね。