越後の大工刃物販売日記

大工刃物産地の新潟から日々感じた一言。
最近は食べ物ブログに変更しつつある?

(訳あり)故山田清作氏無銘鉋のご紹介!

2017-04-25 16:43:10 | 道具
先日、鉋を刃のままで在庫してある棚を整理していたら無銘の鉋がまとまって見つかりました。

今までもいろんな鉋を発掘してはネットでご紹介してお買い上げいただいていましたが、
これはいよいよ最後のお宝かもしれないとよく見てみました。

刻印が何も打ってなくて銘もない鉋ですが、平成16年に亡くなられた山田清作さんの鉋だとわかりました。

山田さんは弊社では「橘城」「王道」「福寿海」など安くて切れる鉋を作ってくれる
鍛冶屋さんでした。

昔は無銘の鉋にお店指定の名前を後から切って作った鉋の名残りのようでした。

今では銘を切れる職人さんがほとんどいなくなりほぼすべて刻印の鉋になりました。

そこでこの鉋を無銘のままで台に仕込んでお値打ち価格で販売することにしました。

鉋は鋼は青紙一号で地金は生地で、寸四から二寸までありました。



1段目 磨二寸:2枚/磨寸四:1→0枚
2段目 磨寸八:2→1枚/黒寸八:2枚
3段目 黒寸六:5枚
4段目 磨寸六:1→0枚/黒寸六:3枚(3段目と合わせて計8枚)

4/25現在:磨寸八、磨寸六、磨寸四の3丁お買い上げ。



台の仕込みは西村木工さんの包口油なし本仕込なので
ご自分で刃研ぎと裏押しをしてください。

台はほぼそのままで刃が出る位まで調整してあります。

レザー鉋袋に入れて納品いたします。



昨日夕方アップしたばかりなのに今日すでに3丁お買い上げいただきました。

アップして数日反応がないと高く値段をつけすぎたかなと思いますが、
こんなに早く反応があると安くつけすぎたかなと思います(笑)

価格訂正はしませんが(笑)数量限定なので気になる方はお早めにどうぞ。

越後の大工刃物・大工道具

コメント
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