越後の大工刃物販売日記

大工刃物産地の新潟から日々感じた一言。
最近は食べ物ブログに変更しつつある?

「越後与板打刃物職人まつり&ミニ削ろう会」盛況のうちに無事終了。

2013-10-13 20:29:08 | 削ろう会
今朝の長岡は空の半分は黒い雲、半分は青空という空模様。

回復傾向なので晴れると思ったら朝方一時結構な雨が降りました。

でもすぐに止んだので一安心。



8時から受付開始ですぐにお客さんが販売コーナーに殺到されて大忙し。

9時の開会式の挨拶もそこそこに待ちに待った削りスタート!



思い思いに削っていると今年初の競技「いきなりぬきうちコンテスト」

山古志産の杉材を寸八鉋で5分間で仕上げてその仕上がりを比べて勝ち負けを決めるバトル戦!



セットされた材料は交換できないので運も左右します。

1回戦で戦ったのは薄削りでは優勝経験があるお二人ですがこれはなかなか苦戦されていました。

見ている観客も初めての対戦に大盛り上がり。



予選、決勝と勝ちぬいて優勝されたのは長野県の大久保公太郎氏

ご夫婦でVスマイル 

優勝景品は碓氷さんの奥さん提供のK-120(雪の華の鋼)の試作鉋(ある意味プレミアム)



会場内に用意された食品販売コーナー。

コシヒカリ、焼きたてパンなどといっしょに



先日与板のお祭りに来られた「あき竹城さん」が「はなまるマーケット」の
「おめざ」で紹介した「黒豆羊かん」もありました。

テレビで紹介されてから品切れが続いていたらしいのですが
貴重な羊かんが並べてありました。
(みんなあまりその希少価値に気が付いてなかったようですが(笑))



「削り花」製作教室も大盛況でした。



削る木の色が違う2色で作った「削り花」



個人で厚さを測定するシックネスゲージを持っている人も。



美しい薄削り。



薄く削ると木が光ります 



午後1時半を過ぎるとあと1時間の削り時間なので測定にも熱が入ります。



数ヶ所測って記入した紙をつけて掲示されます。



鍛冶屋さんと販売店が提供した景品。 弊社は純銅と真鍮玄能を提供。



薄削り部門

優勝 埼玉県 小口幸伯(おぐちゆきのり)氏 4ミクロン



第2位 千葉県 川口泰弘氏 4~5ミクロン

後ろに背後霊が(笑)



第3位 落合正道氏 4~5ミクロン

発表が早すぎて川口さんの写真を撮っているうちに見失ってしまいました。

表彰式終了の3時ころから役員や有志などが一斉に片付け作業に。

4時にはすっかりと綺麗になりました。

すごいパワーです!



昨日福井で業界重鎮の方の叙勲受賞式がありそちらに行かれた方も多く
参加者がちょっと少なめだったかもしれませんが、
それでも日本全国各地からかなりの方が参加されて大盛況でした。

おかげさまで弊社の販売コーナーは昨年より1割アップの売り上げがあり
感謝しております。

天候的には数日前の真夏日から一転して急に涼しくなり、初日は雨もようでしたが
振りかえってみると暑くも寒くもなくていい「削ろう会」でした。

毎年このイベントになると全国各地から与板町に来訪される方々にお礼申し上げます。

最後に、開催に向けてがんばっていただいた越後与板打刃物組合、与板町商工会、
越後与板打刃物伝統工芸士会、越後木遊会そしてボランティアのスタッフの方々、
大変お疲れさまでした。

そしてありがとうございました。

また、来年お会いしましょう 


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明日は3連休最後の休み(なんと体育の日)ですが、
私は15日から10月の定期出張の後半をするべく京都の先の亀岡まで移動です。

6~7時間かけてほぼ一日がかりで走ります 

気に入った風景があったら撮影しながらでもゆっくりと移動します(笑)
コメント
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