この時期、自宅で過ごすことが多く
どう過ごすかが個人的な大きな問題です。
読書も一つの選択肢ですが、お勧めの本は?
ということで、こんな記事をご紹介します。
記事(2020年4月29日 msnニュース)によると
『◆飯塚市区立図書館・山下留美さんのおススメ5冊(提供:西日本新聞社)
①免疫力を高める 子どもの食育生レシピ
著:相沢扶美子・榊玲里
PHP研究所
②ムスメからおとうさんへ。いろんなキモチぐるぐる
著:K.m.p.
東京書籍
③お母さんだけが頑張らないラクちん片付け
著:小宮真理
辰巳出版
④写真の整理は、こんな楽に楽しい! 人生を1冊でふりかえる手作りアルバム
著:藤井千代江
青春出版社
⑤大人が読みたい絵本 ”童心”と”好奇心”をくすぐる大人のための名作絵本500冊
三栄書房
◆嘉麻市立図書館・藤原千晶さんのオススメ5冊(提供:西日本新聞社)
①よあけ
作・画:ユリー・シュルヴィッツ、瀬田貞二訳
福音館書店
②おばあちゃんの知恵袋大事典【愛蔵版】
著:和の暮らし研究会
宝島社
③クロニクル千古の闇(1)~(6)(著、、)
著:ミシェル・ペイヴァー さくまゆみこ訳
評論社
④あひる(今村夏子著、)
著:今村夏子
書肆侃侃房
⑤大人になったら行ってみたい! 世界のふしぎな風景図鑑
著:パイインターナショナル編
パイインターナショナル
◆直方市立図書館・野口和夫館長のオススメ5冊(提供:西日本新聞社)
①完全なる証明 100万ドルを否定した天才数学者
著:マーシャ・ガッセン、青木薫訳
文芸春秋
②こどもヨガソング ヨガであそぼう! アートヨガほぐしあそび
著:小澤真子・新沢としひこ
鈴木出版
③放浪記
著:林芙美子
新潮文庫
④きみの町で
著:重松清 絵:ミロコマチコ
朝日出版社
⑤光村ライブラリー 中学校編 第五巻「朝のリレー」ほか
著:谷川俊太郎 訳:ほか41名別記
光村図書出版
◆元野木書店専務・元野木正比古さんのオススメ5冊(提供:西日本新聞社)
①こんなかおして あいうえお
絵:二歩作
ポプラ社
②こども六法
著:山崎総一郎 絵:伊藤マムスター
光文堂
③新世界より 上・中・下
著:貴志祐介
講談社文庫
④世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド 上・下
著:村上春樹
新潮文庫
⑤ほくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
著:ブレイディみかこ
新潮社
◆お薦めの5冊の中から、「特にこれは」という1冊について語ってもらいました。
◎飯塚市立図書館・山下留美さん
小児科医と管理栄養士の共著で、料理のレシピだけでなく、食に関して役立つアドバイスが載っているのが特徴です。免疫力を高めるにはバランスの良い食事が大切だと言いますが、そもそも「免疫」とは何なのかを簡潔に書いており、親子で一緒に健康について学ぶことができます。
本の中では、免疫細胞を兵隊に例え、体内に侵入してきたウイルスをどうやっつけていくのかを、分かりやすく説明しています。今だからこそ楽しく、面白く免疫に関する知識を身に付けてはいかがでしょうか。
レシピも50種類と豊富で、ひと皿で済むメニューからおやつまで幅広く載っています。休校中、毎日の食事を考えるおうちの方の助けになればと思います。
◎嘉麻市立図書館・藤原千晶さん
ある湖で夜明けを迎えるまでを描いた絵本です。湖のそばにある木の下で眠るおじいさんと孫が、夜が明けるのを待って船でこぎ出します。ストーリーはシンプルで文章もごく短く、ゆっくりとした時間が流れていきます。
楽しい本も良いと思いましたが、今の世の中のように、この静けさを味わう本も良いのではないかと思って選びました。どうしても暗い気持ちになりがちですが、この本は色合いも渋く、読めば穏やかな気持ちになります。
大人の方にもぜひこの機会に読んでいただきたい一冊です。「夜明け前が一番暗い」と言いますが、世界がじわじわと明るい方に向かっていくことを願っています。
◎直方市立図書館・野口和夫館長
世紀の難問「ポアンカレ予想」を解いたにもかかわらず、100万ドルの賞金を拒否し森に消えたロシアの数学者、ペレルマンの伝記です。
本人は取材を受けていないため、身近な人が語るエピソードから徐々に彼の人物像に迫ります。読み進めるにつれて、ジグソーパズルのピースが埋まっていくように全体像が見えてきます。本人が何も語っていない以上、最後の一つのピースは欠けているのですが、丁寧な取材のおかげで「おそらくこんな形ではないか」と、想像することができます。
数学者の話ですが、理系でない私でも十分楽しめました。人物像を追うというひと味違った読書体験が可能です。
◎元野木書店専務・元野木正比古さん
「あいうえお-」の一文字ずつに言葉を乗せ、その表情の絵が大きく描かれています。ストーリーはありませんが、喜怒哀楽が上手に表現されていて面白いです。例えば「け」。「けんかしちゃって」の顔は、そっぽを向いて涙を流しながらも怒っているような、さみしいような…。複雑な気持ちが表れています。
ひらがなを覚えたての3~5歳児にお薦めです。3歳の長男も、声に出して読んで絵のまねをしてくれます。「どの顔が好き?」と聞いてみたり、まねをした写真を撮ったり、親子のコミュニケーションにつながります。
遊び方を指南した冊子もついています。本が小さく、文字が大きいので子ども一人でも読めます。』