「肥満と早食いとの関係」
こんな研究が発表されました。この研究では、同一の対象者を3年間追跡調査し(縦断研究) 、早食いを続けるうちに肥満になることを初めて確認されたそうですよ。
こんな研究が発表されました。この研究では、同一の対象者を3年間追跡調査し(縦断研究) 、早食いを続けるうちに肥満になることを初めて確認されたそうですよ。
記事(2017年1月29日 msnニュース)によると
『この研究発表をしたのは、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科予防歯科学分野の研究グループと同大保健管理センターの共同研究グループ。今回の結果では、早食いの者は早食いではない者よりも4.4倍肥満になりやすく、男性は女性よりも2.8倍肥満になりやすいことがわかりました。
◆「早食い」は他の食習慣よりも悪影響?
興味深い点は、この関係は、他の生活習慣(「油っこいものを好んで食べること」や「満腹まで食べること」など)よりも強い、ということです。つまり「何をどれくらい食べるか」も大切ではありますが、それ以上に早く食べる方が肥満に影響するということです。
興味深い点は、この関係は、他の生活習慣(「油っこいものを好んで食べること」や「満腹まで食べること」など)よりも強い、ということです。つまり「何をどれくらい食べるか」も大切ではありますが、それ以上に早く食べる方が肥満に影響するということです。
日本人の場合、年齢とともに基礎代謝も低下し、肥満になりやすい傾向があります。肥満から高血圧や糖尿病などの生活習慣病などにもつながります。早食いは習慣ですから、若いうちからその習慣を改善することで、年をとってからの生活習慣病を予防する上でも役にたつことでしょう。
◆早食いを自覚する人は、「噛む」ことを意識
同大学のプレスリリースでは、早食いを自覚する者は、そうでない者よりも一口当たりの量が多く、かむ回数が少ない傾向があるとしています。ということは、この逆をすればゆっくり食べることにつながります。一口にたくさん詰め込まず、そしてよく噛むこと。
口腔ケアや肥満治療の分野で、一口20~30回咀嚼することが推奨されていますが、しかし一口にできるだけ量をつめこまずに30回噛むのというのはなかなか難しいものだと思います。
◆「ゆっくりとよく噛んで食べること」は肥満予防につながるか?という研究レビューで、次のような記述があります。
「一口30回咀嚼」を研究終了あとも、この習慣を継続している割合は少なかったものの、半数が「一口20回咀嚼」を実践し、健康に対する意識が好転したことが確認されている。
同大学のプレスリリースでは、早食いを自覚する者は、そうでない者よりも一口当たりの量が多く、かむ回数が少ない傾向があるとしています。ということは、この逆をすればゆっくり食べることにつながります。一口にたくさん詰め込まず、そしてよく噛むこと。
口腔ケアや肥満治療の分野で、一口20~30回咀嚼することが推奨されていますが、しかし一口にできるだけ量をつめこまずに30回噛むのというのはなかなか難しいものだと思います。
◆「ゆっくりとよく噛んで食べること」は肥満予防につながるか?という研究レビューで、次のような記述があります。
「一口30回咀嚼」を研究終了あとも、この習慣を継続している割合は少なかったものの、半数が「一口20回咀嚼」を実践し、健康に対する意識が好転したことが確認されている。
早食いの習慣に自覚がある人は、30回と高いハードルを設けて継続できなくなるよりも、まずは「噛む」ことをいつもより多く意識することから始めましょう。筆者の経験から20回程度なら、割にクリアしやすく継続もしやすいと思います。
よく噛むためには、カレーや肉じゃがなどの柔らかい煮込み料理でも、ジャガイモやにんじんなどの具はわざと大きめにしたり、少し歯ごたえが残る程度に加熱する、こんにゃくなど弾力のある食品や乾物などの歯ごたえのある食品を利用する、また白米に玄米や発芽玄米雑穀などを混ぜたりするとよいでしょう。
また、こうした食習慣は大人の問題だけでなく、こどものうちから身につけておくことが大切で、肥満だけでなくあごの発育や口腔ケアにも関わってきます。「よく噛む」ことは、お金はかかりませんし、誰でも今からすぐにできることです。早く食べる傾向があるかなと思ったら、今日から「よく噛む」ことを意識してみませんか?』
うむーーー。自分も「早食い」なので、「よく噛む」を意識しないといけないなぁ。