所在地 旧坂越浦会所 兵庫県赤穂市坂越1334
坂越浦は内海航路の中継地として重要な役割を占め、江戸時代に廻船が盛んになるとともに、瀬戸内海有数の廻船業地となりました。旧坂越浦会所は行政や商業などの事務をとるための村会所として天保2~3年(1831~1832)に建築されました。
本瓦二階建てで、桁行7間、梁間4間の切妻の奥棟と、梁間3間の入母屋屋根の正面棟から構成される寄棟、梁間1間半、桁行1間の玄関庇が付いています。赤穂藩の茶屋としての役割も備えていたため、2階に藩主専用の部屋が設けられているのが特徴です。
こんな所で古民家にしっとりと合う赤穂緞通が足元で出会うことができます。
1階の坪庭の前に座るとなんだかほっとするような落ち着いた気持ちになりますね。
もうすぐすると、女の子の節句が近づきお雛様も飾られています。
2階も見ることが出来るようで、2階に上がります。
二階の藩主専用の部屋は観海楼と呼ばれていて、床の間付きの藩主専用の間、落ちの間と呼ばれる寝所はベンガラが壁に塗り込められています。
「しおかぜと赤穂緞通展」が、旧坂越浦会所で開催中のときは、天保2年(1831)に建てられた歴史的建造物で郷土の伝統工芸品を鑑賞でき、古緞通は明治から昭和初期に制作された「嵯峨」「御寮」など代表的な文様を中心に展示。派手さのない色合いが部屋に落ち着いた雰囲気をかもし出します。
2階の、ここから海側の眺望はその名のとおり目の前に開ける瀬戸内海の景色が素晴らしいものです。この建物も大屋根は本瓦葺きで修復されているようですね。
2階には藩主専用の部屋「観海楼」が設けられている。藩主やその家族たちが祭礼見物や釣りなどの遊興のために訪れた際の休憩や宿泊にあてられた。その名の通り海への眺望は素晴らしく、坂越湾に浮かぶ生島や播磨灘の眺めを楽しむことができる。
次回をお楽しみに では またね
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