所在地 周遍寺 兵庫県加西市網引町
加西市網引町、県道高砂加古川加西線の周遍寺入り口から700m上がったところに周遍寺があります。山上の境内は広く、駐車場もあり、ここまでは車で上がることができます。ここまでの道は、車1台やっと通れる細い道です。
長い石段を上り御手洗のところまで来ました。石段は綺麗に整備されていますが、付近は荒れ放題です。
ようやく本堂が見えるところまで来ましたが、境内は荒れ放題、中央東向きに如意輪観音菩薩を本尊とする本堂孝徳天皇の時代白雉2年(651年)法道仙人が、この山の北の峰に石に写した妙経一部全文を納め、経の尾と号し堂宇を建立したことにはじまるという古刹です。
本堂の裏側には、四国八十八ヶ所めぐりがありますが、この前の台風などの影響下荒れ放題です。
決して廃墟では無いが廃墟にも似た寂寞の古き空気に満ちたところで、加西市観光二十選に選ばれているらしい歴史ある寺院です。寂れた四国八十八ヶ所巡り(ハイキングコース)と廃墟と化した庫裏を有しています。向こうには紅色の鳥居が見えます。
ここはお稲荷さんのようです。綺麗に保たれているようで、四国88ヶ所巡りの40番札所横から0.5km登ったところの三角点があるようで、仙人が石に写した妙経を納め、堂宇を建立し、周遍寺草創の地とされる場所とか~。
道中には高田六郎右衛門が寄進した石造多層塔などが残っているといわれますが、この石造多層塔がそれかな?。
ここは、開山堂かな? このお堂も荒れ果てています。
周遍寺に至る参道は、春は桜、秋は紅葉が美しく、境内からは遠く明石海峡大橋や淡路島などを望むことができますが、自然豊かな周遍寺は人の手が長らく入っていない寺で何でも新しくしないで保存してもらいたいものですね。
次回をお楽しみに では またね