所在地 ラインの館 神戸市中央区北野町2丁目10―24
ラインの館は、大正4年(1915年)に建築され、木造2階建下見板張りオイルペンキ塗りの建物は、開放されたベランダやベイ・ウィンドなど、明治時代のいわゆる異人館の様式をそのまま受け継いでいます。北野町にはたくさんの異人館があってどれを見学しようか迷ってしまいますが、ここだけは無料なので外さないようにしましょう。
この時期、庭いっぱいに、春の草木の花が咲き、楓のみどりがクリーム色の外壁に映えて、庭園と一体になった憩の空間がそこにあります。
庭には、こんな置物が、これは犬かな?ちょっと可愛らしいかな~
狭い路地の中に立つ木々に囲まれた落ち着いた雰囲気の館です。建物は主屋と付属屋からなり、主屋は庭のほぼ中央に南面して建ち、1階の開放されたベランダは、異人館様式をよく残しています。ベイ・ウィンドーは東側に一つ、西側に二つあり、1階は応接間、居間、食堂、2階は寝室が配置されていました。
無料開放されているのが「ラインの館」です。神戸市の所有です。大正4年(1915年)の建築でフランス人として来日し、イタリア人と結婚した女性が施主でした。明治の異人館様式を色濃く残した建物です。なぜ「ライン」かといえば、市民の愛称募集で入選した名前で、長くドイツ人の所有だったことも関係しているでしょうか、
大正初期建築の建物は当時のまま綺麗に管理されていて、1階は展示室とお土産コーナー、2階では異人館街の歴史と震災復興の展示がありました。美しい庭をゆっくり眺めながら、坂の上り下りでくたびれた足を休めるのに良いところです。
ほかの異人館は、土足で建物に入ることは出来ませんが、ここ「ラインの館」では、履物を脱ぐこともせず入館できるので楽ですね。
2階では、異人館街の歴史と震災復興の展示を見て心に残るものが何かあったかな~と思いながら階段を~
神戸市の所有で二階建の異人館ですが庭には草花が咲き 豪邸という感じはないものの、無料で観覧でき、トイレや 売店などもあるので訪問してちょっと休憩するのもいいでしょう。