所在地 楊柳寺 兵庫県多可郡多可町八千代区大和774
ワァ~立派な仁王門ですね‥ 「国の登録文化財」のようです。境内下段の入口に南面して構える、古刹の正門に相応しい、均整のとれた仁王門です。
拝観・駐車場無料
仁王門を潜ると本堂への急な階段がつづきます。仁王門の脇から車で行ける近道がありが、やはり参道を通って参拝します。休みながらですが・・・日光椿の紅色が鮮やかですね。
階段を登りつめると右手に鐘楼堂があります。その後は苔むした杉木立の平坦な参道が続き秋風を受けながら、気持ち良く歩けます。
参道を登りつめると正面に阿弥陀堂が手前に手水鉢があり、右には 茶堂があります。境内の右手には本堂が新しいところは最近修理が行われ、内陣奥は室町時代くらいの部材があるそうです。
柳山楊柳寺(俗に柳の観音さん)は白雉年間(6世紀半ば)法道仙人の開基を伝える古刹で、法道仙人が山麓の柳の大木から光りを放っている菩薩を見つけ、その尊像を柳の木に刻んだという故事があり、一大霊刹として隆盛を極めましたが、天正年間、野間城落城の際に焼失した。播磨守護の赤松円心、別所氏との三木合戦、秀吉に至る戦乱の歴史です。この時、仏像は辛くも運び出されたようです。
境内は54900平方メートルもあり仁王門、鐘楼堂、茶堂、阿弥陀堂、本堂、行者堂、奥の院などがあります。 また 塔頭寺院として 法持院、薬王院がある。 また 平安時代の木彫りの仏像で 県指定の重要文化財があります。
静まりかえった杉林付近の茶堂が紅葉に染まりいい感じです。
遠くから見ると苔生した屋根の茶堂が紅葉に交わり何ともいえない雰囲気です。
この法道上人開基伝説を持つ古寺の一つの柳山楊柳寺を参拝して、今 来た参道を貴重な 樹木も見られる自然林が広がる中を歩きます。
次回をお楽しみに では またね