たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

危険な匂い

2012年05月04日 | こころの旅
世の中で生きることに疲れていた。
輝かしい未来を想像できなかった。
日本社会に幻滅をいだいたていた。

そして、開発途上国に赴任する。

するとどうだろう。
大変革、アセンションなどということばとはかけ離れた現実に直面した。

時間を意識することのない「ゆたかさ」のなかでの生活。
時間がとまっていた。

世の中を生きていくのに、何も必要なものはない。
赴任に持参したたった2つのスーツケース。
電気、ガス、水道も不自由だった。
病気もした。マラリア、熱帯病…

しかし、そこにあったのはやすらぎだった。

「意識革命がおきるなんてことはありえない。
こんなに、のんびりした世界がこの地球上にある。
危機に直面しているのは、先進国の一部だけではないか。
自らの社会で問題をつくりあげているだけだ」

こんなことを感じながら、開発途上国での生活を続けた。

旅行記から、そのやすらぎの風を、ぜひあなたにも感じてほしい。




船井先生の情報はとても説得力がある。論理的だ。役立つものが多い。
一方、宗教臭い団体、組織が紹介されていることもある。
高額な金額を請求する団体もあった。
勉強会、セミナーなどで訪問すると、不快を感じざる得ない組織がいくつかあったのだ。
注意してほしい。

船井氏自身も、「判断は自分でしてください」と著書の中で記述している。

例をあげてみよう。
船井オープンワールドで、ある宗教法人代表の講演を聞く。本当の宗教法人だ。
オーリングテストを駆使した、供養などの話。ためになった。科学的にも思えた。
興味があったので、その団体が主催する能力開発講座に申し込んだ。

東京のある超高級マンションの一室が東京支部になっていた。
マンション入口に着いたとき、すごく緊張した。見たこともない超高級住宅街のマンション。

それ以上に不安だったのは、宗教団体の主催する活動に入り込み、無事出てこられるのかどうかである。

チャイムを鳴らす。
「はいどうぞ」

さて、どうなっただろうか?

講座はハッキリ言って面白かった。
合計10回の講義だ。2回目に参加した。
怪しげな勧誘はなかった。
何事もなく終了。家に着くことができた。

講座の中で、先祖供養、各種お守りなどについてチラリと説明があった。何のことかはよくわからない。職員の人に聞いてみた。
説明を受ける。資料も見せてもらう。後日、各種資料、案内が自宅に郵送され始めた。

「…」

目が飛び出るような価格。
持っているといろいろな効力のある、とあるグッズが数十万円、数百万円…
ぼくのような一般庶民だけでなく、ちょっとした金持ちでも支払いは難しいのでは、と思われる価格だった。

1回2時間の研修料金は1万円。
講師の人が笑って言った。
「高いですか?」




宇宙から、特別な能力を与えられたとする。
あなたならどうするだろうか。

より多くの人、悩みを持つ困った人の手助けができるように、その能力を使うのではないだろうか。
依存心ではなく、相手が自立できるように、自分の力を発揮できるように、支援するのではないだろうか。

それを宇宙も望んでいるだろう。

話を聞くと不安になる。
何かを買わないと幸せになれない、障害が取り除かれない。
病気を治すために、毎週通わないといけない。(リピーターの強要)
○○をしなさい。〇〇を買いなさい。
常識では考えられない金額の請求。

このような姿勢は、宇宙の真理に同調しているのだろうか。


ほどなく、この団体にも顔をださなくなった。