たびびと

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本当の声

2012年05月22日 | こころの旅
たくさんの代替医療のクリニックHP。
体験談が書かれているが、ほとんどが成功事例。

当然だ。

でも、本当のところはどうなのだろうか。

代替医療での診察を希望したとき、患者さんの本当の声を知りたかった。
でも、それは無理。
HP、書籍などから自分の直観を頼りに選択するしかなかった。

高額な費用を支払い、まったく効果のなかったことがある。
それなりの改善があったところもある。

ここでは、一人の患者としての生の体験談を書いている。

「これが代替医療の実際か」
と思いながら読んでいただきたい。

これが全てではないが、病気になったときの一つの選択肢としての参考になると思う。

踏み込んで書いていないことがある。さすがに全ては書けない。
質問がある人はぜひメールを。




二つ目

横浜駅から歩くこと5分。地図に記されている番号の地下道出口の階段を上がる。
出口すぐ手前がOリング認定医師のクリニックのあるビルだった。

エレベーターで上階へ。扉が開く。
診察室入口のドアは開いていた。

広い美しいロビーが広がる。遠赤外線サウナの温熱機器が何台か待合室に置いてある。
薄型液晶テレビの画面には、Oリングテスト創始者の大村先生の講演DVDが再生されている。

最初のOリング認定医師クリニックとは違い、とても豪華。そして広い。
ということは、当然、診察、治療代金が高価だということだ…

受け付けで予約してある旨を伝えると、問診票を書く指示がある。

家からこれまでの経緯の詳細をメモした紙を持参していた。
それを、ていねいに、手際よく記入していく。


ときは冬。
体調不良なうえに、寒さが影響して、到着したときの体調は最悪。
全身の冷えで倒れそうだった。

近くにあった下半身を温める温熱機に足を入れ、スイッチを入れる。
問診票に記入しながら、下半身が少しずつ温まる。少し楽になった。

誓約書が入っている。
「いかなることがあっても、医師を告訴しない…」
などの内容が書かれている。

最初のOリング認定医のクリニックで、このような書類の記入はなかった。
少々驚く。

自己責任は当然のこと。
素直にサインをして提出した。

待合室はすいている。待っている人はぼくの他、女性が一人。
広い待合室なのにもったいない。

読書をする力がなく、DVDの講演録に耳を傾ける。


名前が呼ばれ診察室に。


「原因がわからないのか。よし、調べてみるか」

たくさんの細菌プレパラートがある隣の部屋に移動。
早速、先生は、看護師さんを媒介としてOリンクテストを行う。
一人Oリングテストではなく、教科書通りのオーソドックスな方法だ。

最初はファイルごとに反応を調べる。
続いて、反応があるファイルを開き、中のどの細菌に反応があるのかを詳しく調べていく。

一冊、二冊、三冊…

「どれも決定的な原因はないなー。なんでだろう」