たびびと

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開発途上国の未来を創る

2012年05月02日 | ホンジュラスの風
ホンジュラスの話にもどる。

ジェシカと知り合ってから3ヶ月後のこと。
彼女はナイトクラブを退職し、エビの加工工場で働くようになった。
学歴もない、手に職もない、貧しい家庭出身の彼女ができる仕事が、ナイトクラブか工場の仕事だった。

「どうしてナイトクラブ辞めたの」
彼女は何も言わず、ぼくを見てただ微笑んだ。

日当はナイトクラブの方がずっとよかったはずだが、理由を話してはくれなかった。

貧しい田舎町には仕事がない。産業がないからだ。
ジェシカは幸運にも、エビの加工工場に勤務することができた。

チョルテカは、海に面している。マングローブの奥地に行くと、エビの養殖をやっている。塩田もある。国内に流通している。
港もある。税関事務所、大型の石油備蓄倉庫などがある。ここにも雇用がある。
少し山奥に入ると、広大なメロンやすいかの畑があり、アメリカに輸出している。
他地域に比べれば、仕事はある方だ。それでも、多くの人が職に就けない。

この地域で高校を卒業することは、日本に例えると、大学を卒業するような感じで、一応、高学歴といわれる。
ところが、高校を卒業しても、仕事にあぶれる人がいる。絶対的な求人数が不足しているからだ。

首都へ行っても、この状況はそれほど変わらない。基本的には、コネが必要だ。

高校を卒業したエリートたちは、エビの加工工場では仕事をしない。
「自分たちの仕事ではない」
と思っているのだろう。
プライドが許さないのかもしれない。

高校を卒業して、家で何をすることなくのんびりしている人を何人も知っている。




開発途上国の未来を創る大きな夢がある。

一つは、開発途上国に住む女性たちに、奨学金を直接手渡すプログラムを整備することだ。
教育が開発途上国の地域発展と関係している。開発途上国の女性の教育レベルが向上すると、国の政治、経済がよい方向に発展していく調査結果がある。国レベルではなく、地方では、顕著な事例が数多く発表されている。

だから、女性の中でも、特に教師を目指す人に経済的支援を直接行いたい。高校、大学に通いたいが、生活費もままならず、勉強を継続できない優秀な女性が開発途上国にはたくさんいる。

超優秀な一部の女性は、奨学金を受け取れる。それは少数派だ。
大半の女子は、義務教育終了後、家業、家事を手伝い、結婚、出産、夫に捨てられ子育てに苦しむ… という悪循環から抜け出せない。

ワールトビジョンの広告を見たことがある人はいると思う。
ぼくも支援したことがある。

支援しているチャイルドから手紙がくる。しかし、実際の寄付金はその子に直接届かない。子どもが住んでいる地域の開発プロジェクトで使われる。

寄付金は貧困層の住人には直接手渡されない。
なぜか。

開発途上国に住んでいたから理由はわかる。
直接お金を手渡すとすぐに使ってしまう。
発売直後のCD、洋服…

そんなばかな!
子どもの制服、ランドセル、ノートを買うに決まっていると思われるかもしれない。
計画的という言葉と無縁な彼らは、目先のもの、物欲を満たすものを購入してしまうのだ。
テレビコマーシャルなどの広告洗脳によって…

支援金の取り決め、チェックの方法を上手につくれば、直接寄付金を手渡すことができるのではないか。
そんなNPO、国際NGOを立ちあげたい。

システムの概要はすでに頭の中にある。
まず、NGO、NPOあるいは社団法人を立ち上げる。
システムを整備する。
アイデアを具現化するためのプログラム、HPの制作。
そして運営のための有志を各国で組織する。

貧困層の教育が向上すれば、さまざまな産業が生まれ、それが雇用につながる。

私立学校も設立、運営してみたい。その地域のリーダーとなる人格者の育成だ。

開発途上国の貧困層の住人から億万長者を創出することもやってみたい。自己啓発セミナーだ。
数時間の研修パッケージをつくり、各国でセミナーを行っていく。彼らの意識を変えてみたい。そして、成功者には、国内、国外の経済格差を是正する原動力になってほしい。

マイクロソフトのビルゲイツが大きな社会貢献事業を行っている。
そのうち話せる機会があるといいのだが…

年金生活で時間とお金を持て余している方が日本に大勢いる。近くの親戚だけでも2人いる。
開発途上国のこれからの未来を創っていく人材を直接支援してもらうはどうだろうか。
手紙、Skypeなどで交流を持ってもらう。年に1回、現地を訪問し、一緒に観光もしてもらう。
開発途上国の若者育成を生きがいに、第二の人生を過ごしてもらいたい。

こんな一石二鳥の事業をイメージしている。

大きな夢をも見るのはとても楽しい。

これらのプロジェクトのご協力いただける方は、ぜひご連絡ください。

一緒にすばらしい世界を創っていきましょう!

多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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