たびびと

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コヨーテ

2013年01月14日 | ホンジュラスの風
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米国は、中米人にとってあこがれの地。
口では何だかんだ悪口を言っても、自国に仕事がないため、機会があれは米国で仕事をしたいと思っている。

合法的に米国で仕事をすることは不可能。そこで、不法入国をすることになる。

どうやって?

ブローカーを利用する。
会ったことはないが、このブローカーのことを、ホンジュラス人はCoyote(コヨーテ)と呼んでいた。

ホンジュラスの場合、一人あたり1500から2000米ドルが相場らしい。
ホンジュラスから飛行機で米国に行くより数倍高い。

現地教員の初任給が150ドル程度なので、彼らにしてみればかなりの額だ。


なぜそんなにまでして米国に行きたいのだろうか。

仕事をしてお金を稼ぎたいからだ。
テレビで見る、夢のような生活をしたいからだ。

何もないな田舎。
農業で細々と暮らしている。

産業は数えるほど。あっても外国資本の縫製工場。これも中国へ移動のため撤退していく会社が多い。

田舎でのんびり暮らしていても、生活は向上しない。

日々値上がりする物価。
増えない収入。

将来が見えない。

こんな状況でも、ラテン人なので悲観的にはらない。
おしゃべりに、踊りにと日々の生活を楽しむ。


チャンスがあれば、気楽な気持ちで米国へ渡航する。


家族の一人が米国へ侵入すると面白い現象が起こる。
稼いだお金を送金し、家族の2人目が米国へ移動する。
こうして、兄弟、姉妹、親戚と次々に親族が米国へ不法侵入していくのがお決まりのパターンだ。


ある程度のお金がたまると、母国ホンジュラスに帰る人もいる。
やっぱり、のんびりした自分の国の方がいいというわけだ。

それでも、多数の人は帰ってこない。

不法移民でいろいろな制約があるにもかかわらず、米国での生活の方を選ぶ。

国に帰っても仕事がないのだろう。

大きなスーパーもない。
アミューズメントパークも、マクドナルドもない。


帰りたくても帰れない人がいる。
家族へ送金し続けるため、仕方なく米国に残っている。


この日本にも、同じような境遇のラテン人がいる。ペルー、ブラジルからやってきた日系人だ。
彼らは、決して自分の住んでいる場所、電話番号を教えようとはしない。
何かで捜査されるのを恐れている。


2012年7月に入国管理法が変更された。
不法滞在している外国人に対して、厳しい状況になっている。


ホンジュラスでの話にもどろう。

もう一つ、早朝から列ができる建物があった。
それは何か?


スーパーの特売ではない。



多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
coyote (mikki)
2014-06-13 09:46:51
初めまして<(_ _)>
6~17歳の子供が単独で米国に密入国する記事をCNNで知りました。手引き組織をコヨーテというのも初めて知りました。メキシコとカナダ以外から来た密入国の子供達は即本国送還とはならずに、保健省に保護されますが、十分なシェルターがないので、実際は米国内の親類に預けられるそうです。子供達はその後どうなるんでしょうか。不法滞在のまま明るい未来があるとは思えません。コヨーテに興味を持って、貴サイトにたどり着きました。これからも訪問させて頂きたく思います。どうぞよろしくお願い致します。
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返信 (たびびと)
2014-06-13 20:00:41
コメントをありがとうございます。
基本的には本国へ強制送還されるということを聞きました。
詳しくお知りになりたい場合は、tabibito358(アットマーク)yahoo.co.jpにメールをください。中米の友人にメールをして実際のところを調べてみます。
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