たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

食中毒 ホンジュラスの風

2011年03月28日 | ホンジュラスの風
帰国の半年前のこと。
再度高熱が続いた。

前回同様に異様な感覚の熱が続いた。そして、今回は滞在している田舎町の公立病院、私立病院を受診することなく、首都に移動。

大統領も利用するホンジュラス屈指の私立病院で検査を受けた。
結果はデング熱。
2回目の熱帯病だ。

点滴を受け、体が楽になる。
というわけで、入院はせず、そのまま日本人関係者の施設で休んで任地へ引き返した。

マラリアは体内にはびこるマラリア原虫を殺す必要がある。だから、長期に薬を飲む。
しかし、デング熱はゆっくり休息して体力がつくと自然に治癒する。ところが、このデング熱にも急性のものがあり、これに感染して亡くなる人が少なくない。

何れも、蚊によって感染することが多い。

ぼくの住んでいる任地はとても蚊の多い地域。だから、熱帯病に感染したのも頷ける。

ちなみに、食中毒には何回もかかった。
原因は食べ物。水の可能性もある。

1回目は苦しかった。
でも食中毒というのは、しっかりと、体内に侵入した毒素を下痢で出してしまえば何もこわくない。

吐き気と下痢でスタート。水をたくさん飲みながら、下痢と一緒に毒を出す。
そして熱が出るので部屋で一日休む。

すると翌日にはすっきり。

何回もかかったが、医者に行くことなく毎回この方法で自然治癒した。


海外での病気 ホンジュラスの風

2011年03月21日 | ホンジュラスの風
ホンジュラスでは何回も病気になりました。

ある日のことです。
高熱が続きます。

背中にすごい悪寒がはしり、明らかに普通の熱ではありません。
数日経過しましたが、高熱は下がりません。
背中中を熱い何かがぐるぐる廻っています。

そこで、ホームステイのお母さんに相談すしました。
「あそこの公立病院に行ったら。日本のODAでできた立派な病院よ」

初めて田舎で病気になりました。
病院の知識は何もありません。言われるがままに、町はずれの大きな敷地にある公立病院に向かいます。

受け付けで症状を話します。
しばらくすると、アルバイトらしき事務員さんがやってきました。
「今から血液検査をするからね」

この若い女性は看護師には見えません。
なぜなら、白衣を着ておらず、事務員の制服をまとっていたからです。

手が足りないのか、あるいは血液検査は事務員の担当なのか…。

彼女は慣れた手つきで、ぼくの指に小さな針を刺し、採血をします。
「ちょっと待っててね」
彼女は奥の部屋へ消えていきます。

待つこと10分。
彼女はやってきました。

「マラリアよ。この薬を一週間分飲んでね。会計はあっちよ。」

何と、マラリア。信じられません。
しかし、確かにいつもの熱ではないのです。

「頭がふらふらしているので、とにかく家で横になりたい。」
そう思いながら、会計窓口に行きます。

「3レンピーラです」
「えっ?」

驚きました。
日本円にすると約20円。ホンジュラスの物価がいかに安いとはいえ、この料金はありえません。
缶ジュースだって一本50円はするからです。
もう一度確認すると、答えは同じ。

「何て安いんだろう」
そう思いながら、自転車にまたがり、家に向かいます。

お母さんに報告すると、公立病院は原則無料であることがわかりました。

「何と素晴らしい社会福祉の整った国なのだろう」
と感心していると、お母さんは続けました。

「在庫のない薬は薬局で自己負担よ。とても普通の家庭に払える金額ではないのよ。
それに、毎朝、首都の病院では早朝から順番待ちの列ができるの。

手術だって、数ヶ月先まで予約で一杯。緊急の人は私立病院に行くしかないけど、経済的理由から泣く泣く命を落とす人もたくさんいるわ。」

これが開発途上国福祉の実態です。

ぼくは素直に一週間分の薬を処方通りに飲みました。

とりあえず症状が治まり一安心。事務所に電話報告すると、担当者の方から次のような説明というか説教を聞かされました。

「公立病院に行ったの? すごいわね。
マラリアだけど、本当かしら。
検査のプレパラートを受け取った?

再検査する必要があると思う。公立病院の検査はいいかげん。検査設備も不十分。だから誤診も多いのよ。」

知りませんでした。
きちんと共済会に加入しているので、医療費の自己負担はありません。
だから、首都在住の人は、何かあると、最新設備の整った私立病院を受診します。
こんなことを知らないぼくは、近所にある私立のクリニックではなく、公立病院を受診し、薬まで服用してしまいました。

この教訓は次回に生きることになります。

世界の行方

2011年03月19日 | こころの旅
これからの世界の行方が見えてきました。

今回の地震、原子力発電所の事故により、まず、世界はエネルギー消費から、エネルギー節約の時代に変換していくでしょう。

今、多くの職場の同僚が自転車で通勤しています。
自動販売機のコンセントも抜かれました。
便利、快適の追及が一時的にではありますが、改善されているのです。

金融危機と今回の事故により、金融とエネルギーを支配してきグルーブによる地球の支配が終焉に近づいていくのではないでしょうか。

そして、放射能を被ばくし、その後遺症に苦しむ人々を救済する真の代替医療が普及しはじめるのではないでしょうか。

この新時代の風は、日本から世界、そして開発途上国へ流れ、世界平和が訪れることでしょう。

新しい時代の息吹が、この危機から感じられます。

しかし、もし日本人、地球人が今回の事故から学ぶことなく、心と行動の改善が持続されない場合は、第二、第三の自然災害、事故が発生していくのではないでしょうか。

人はいつか死にます。

しかし、臨死体験、生きがいの創造、等の本を読むと、死はわたしたち意識の終焉ではないようです。何人もの人が臨死体験を経験しているのです。

だから、生きのびることと同時に、
「人間は何のために生まれ、何のために生きているのか」
を大切にしながら、地に足をつけ、マスコミに踊らされることなく、真実を生きていくことが、今、何よりも求められている気がしています。

これからの人生に強い不安を感じる方に、以下の書籍を推薦させていただきます。

転生と地球(PHP)
生きがいの創造(PHP)
生きがいの創造2(PHP)
ツインソウル(PHP)
かいまみた死後の世界(評論社)
ニューアース(サンマーク)

更にいくつかの真実と思われるHPを紹介させていただきます。
異なる見解がありますが、みなさまの直観で、今後の行動を決断されてください。

代替医療の可能性
http://www.funaiyukio.com/funa_ima/

ロシア科学者の分析
http://www.eiichihojiro.jp/blog/?p=149

広瀬隆さんのテレビ出演コメント(3部に分かれています)
http://www.youtube.com/user/chorochannel#p/u/2/veFYCa9nbMY

日本人の素晴らしさ
http://prayforjapan.jp/tweet.html



事実について

2011年03月18日 | こころの旅
3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震において、 被災された皆さまと、そのご家族の方々に、心よりお見舞い申し上げます。

いつも読んでいるHPから、事実かどうかはわかりませんが、今後のご参考になるかと思い、情報をお送りさせていただきます。

一人でも多くの人に真実を知っていただきたく思います。

http://www.funaiyukio.com/funa_ima/
http://www.funaiyukio.com/ikedaseiji/index_1103_02.asp
http://www.snsi.jp/tops/kouhou
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/page:2
http://naoyafujiwara.cocolog-nifty.com/

皆様のご無事をお祈りしています。

ATMからお金が出てこない グアテマラの風

2011年03月14日 | グアテマラの風
グアテマラでの業務開始時、すぐに銀行口座を開設した。出張経費などの受け取りに必要だったからだ。

口座を開設すると、何と日本同様のキャッシュカードが添付されていた。
ホンジュラスにはなかったので大変驚いた。やはりグアテマラはホンジュラスよりかなり経済発展しているようだ。

そんなある日、中央公園横のATMにて現金を引き落とそうとした。
残高を確認し、引き出しのボタンを押し、500ケツァルの引き出し金額を入力。
そして紙幣が出てくるのを待った。

…。
しばらく待つ。ところが、紙幣が出でこない。

そして画面には、出金が終了しまたの表示。
「ん?」

どうしたものかと思い、再度手続きをしようと残高照会をしているときに、びっくり仰天した。何と残高から500ケツァルが引かれている。紙幣はもちろん受け取っていない。

「こんなバカな…。」
焦るが、何もできない。

機械の調子がよくないのだろうか。
新手の詐欺なのか。
理由はわからない。とりあえず、ATMの利用を中止した。

この日は日曜日だったので銀行窓口で相談することもできない。そこで翌日の月曜日に勇んで銀行へ行った。

まくしたてるのを我慢し、平静を装いながら淡々と経緯を説明する。
行員さんはいつものことでもあるかのように、
「この書類にサインを。」
と言いながら調査同意の書類にサインをさせられた。

ATMの中の現金の残りとコンピューター上の引き出しの額を比較して、ぼくの訴えが事実なら、後日講座に500ケツァルが払い戻されるとのこと。

「なるほど。そうすれば調べることは可能だな。」
などと感心した。

だがここはグアテマラ。開発途上国だ。
本当にきちんと調査してもらえるのか心配だった。

そして数週間後、きちんと口座に500ケツァルが振り込まれているのを確認できた。
やれやれである。

こんなことがあり、中央公園近くや他地域でも、やや廃れた旧市街地周辺に設置されているATMの使用を控えることにした。

そんなある日のこと。
出張前日ということもあり、生活費と高額の旅費を一気に引き出そうと事務所と同じビルにある、口座を開設した銀行に併設されているATMで引き出しを試みた。

そして5000ケツァル引き出し金額を入力する。
ところが、そのボタンを押したとたんに、画面が「終了」表示となり、キャッシュカードが出てこなかった。

「何だこれは。」
キャッシュカードが吸い込まれた。どうしよう。

だが、この日は平日。
隣の銀行にあわてて駆け込んだ。

そんなに込んでいなかったので、数十分ほど、ミスタービーンのお笑い映画を見ながら自分の順番を待った。
かなりエアコンが強く寒気がする。

そして素敵な行員のお姉さんがぼくのことを呼ぶ。
一連の経緯を話した。

「当たり前よ。引き出し限度額を超えて下ろそうとすると、カードは返ってこないのよ。」にこにことした愛嬌をふりまきながら教えてくれた。

知らなかった。
口座を開設したときにそのようなことは言われなかった。
事務所から、そのような注意事項の説明も受けていない。

日本のような、例のとても読めないような小さい字で書かれていて読んだことのない銀行規定集のようなものも受け取っていない。

だが、彼らにしてみれば当然のことらしい。

「一つかしこくなったなー。」
と思いながら、
「カードをすぐ返してもらえますか。」
と聞く。

「数週間かかるのよ。」
結構カードを使うのだが、仕方がない。
これにてぼくのカード災難事件は終了した。

ちなみにグアテマラの銀行には、日本のような銀行通帳というのは存在しない。
明細が月ごとに送付されてくる。

日本でネットバンクが導入されるずっと前から、グアテマラの一部の銀行では既にそれが導入されていた。
米国資本の影響なのかもしれない。