たびびと

世界を楽しく旅しましょう!

世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと

2012年06月30日 | 旅の友
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ディズニーランドへは合計3回ほど行った。

最初は小学校6年生のとき。
東京ディズニーランドがオーブンした年だった。

九州に住んでいる親戚の小学生が、何と一人で神奈川県までやってきた。
当時、インターネットなどはない。自分で飛行機、電車の時刻表を調べて、単独でやってきた。
いわゆる、旅行マニアといわれる子どもだったのかもしれない。

「ディズニーランドに行きたい」
というので、ぼくが付き添うことになった。

付き添いといっても、彼は一人で九州から神奈川まで移動できるくらいの旅慣れた子ども。
ぼくはただ後ろからついていくだけだった。

生まれて初めて入る、うわさのディズニーランド。

圧倒されたのが、長ーい列。
一つのアトラクションにのるのに、1時間以上待つ。

オープン当初だから当たり前。

高所恐怖症なので、ジェットコースターは大嫌いだったが、スペースマウンテンに挑戦した。
室内コースターのなで、スピードはスリルがあったが、思ったよりは恐ろしくなかった。

トムソーヤの冒険をもとにしたのかどうかはわからないが、大きな丸太船にも乗った。

長い待ち時間ながらも、たくさんの楽しい思い出がのこっている。




二度目は、大学4年生のとき。
これは、日本ではなくロサンゼルスのディズニーランド。

生まれて初めての海外旅行。

東京ディズニーランドの方が、規模が大きい感じだ。

アトラクションよりも思い出に残っているもの、それは食べ物。
肉がでかい。量が多い。

お昼は、野外レストランで、スパゲッティミートソースを頼む。
どでかいハンバーグが上にのっている。半分以上残してしまった。

不思議に思ったのが、彼らが食べるサンドイッチの食パン部分。
白ではなく、茶色。色がついていた。

今思うと、全粒粉だったのだろう。

あまり食事に気をつけていなかった当時は、
「不思議な色の食パンがあるな」
と興味津々だった。

米国の会社の現地ツアーを利用した。
ツアーといっても、入場料と往復の送迎がついているだけのシンプルなもの。

現地ツアーなしの完全自由旅行だった。手配は、ぐうぜん日本から往復日が同じ日ということで知り合った日本人女性2人がやってくれた。

彼女たちは、山梨医科大学の優秀な学生。英語が話せたので、ホテルのポーターさんを通して依頼してくれた。
国公立大学の医学部は、みな秀才だ。

以前にも書いたが、私立大学医学部は、偏差値が低いが、学費がすごい。医者の子どもしか払えない。
一般的な家庭から医者になろうとする学生は、国公立を狙うしかない。必然的にどこの国公立も難関となる。


ぼくの英語力はというと、ディズニーランドまで送迎してくれた運転手さんの
「ここに6時30分にもどってきてください」
の一言のみ聞きとるのがやっとだった。




三回目のディズニーランド。これは、2年前。妻と行った。
「外国人なので、一度くらい行っておいた方が記念に残るな」
と思い連れて行った。

2月だったが、とにかく寒い。
東京ディズニーランドは海辺にある。風が強く、寒さに拍車をかけた。

南国出身の彼女。
もともと寒さに弱いぼく。

イッツアスモールワールドの曲をききながら、凍え死にそうになった。

最後の光のパレードは、あまりの寒さに、見ることなく、家に帰ることにした。
ああ、残念…

それでも、ほぼすべてのアトラクションに乗ることができた。

平日、しかも、朝一番で到着したからだ。
ファストパスをうまく活用して、人気のアトラクションも待つことなく楽しめた。

大の大人2人でもそれなりに楽しめる。




ぼくは遊園地がそんなに好きではない。
何かの機会で、つきあいで行く程度。
そんなぼくでも、3回も行ったディズニーランド。

なぜだろう ?

そんな答えを教えてくれたのが次の2冊。


「ディズニー そうじの神様が教えてくれたこと」( ソフトバンククリエイティブ )
「ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと」(ソフトバンククリエイティブ)

どのエピソードも感動的。
「ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと」の最後の話は圧巻だ。

脳腫瘍の子どもの親から、ディズニーランドに入場したいとの相談がある。
会議では、ノー。

話しだけは聞こうと思った鎌田氏は、母親からある事情をきいて即座に承諾する。
子どもが、ディズニーランドにいけば、手術を受ける決心ができるというからだった。


キャスト全員が一丸となり、この子を見守る。
そして、真のサービスについて目覚める鎌田氏。

今、目の前にいる人の笑顔に全力をつくすこと…


最後のイッツアスモールワールドの思い出が、この子の今後の人生を決定した。


想像もつかない、驚異の結末。
感動のラストシーン。

「こんな夢のようなことが本当にあるのか」

目から涙がこぼれおちる。


創始者ディズニーの思いと、その理念を継承するスタッフが、このような奇跡をおこす。
まさに、人の思いが奇跡の場をつくりあげている。


またディズニーランドを訪問したくなった。

今度は、今まで目を向けることのなかった、キャストの方のサービス、そして掃除の様子を見るのが楽しみだ。




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復習

2012年06月30日 | ペルーの風
いつものことだが、かなり脱線した。
2つの寄り道。ホンジュラスと学生時代。

ようやく旅行記に帰ってきた。


忘れた人もいるかもしれない。少し状況を復習してみよう。

あらすじを書こうと思ったが、自分でも、どこまで書いたか忘れてしまった…




ペルー旅行に行くことを決めた。ホテル、観光のついている自由旅行。
団体のツアーではないので、妻と2人で行動できる。食事は朝食のみついている。昼、夜は自由。希望通りの旅行の申し込みができた。
メインはマチュピチュとナスカの地上絵。小さい頃からのあこがれの地だ。ついに訪問が実現した。

旅全体のことを紹介していく前に、今回の旅行最大のアクシデントについて書いていった。
チチカカ湖のある街プーノでのできごとだ。

夕方遅く、プーノバスターミナルに到着する。プーノまでは、観光地クスコからバスで約10時間。長旅の疲れも一気にふっとぶ、すごい話を聞くことになった。

バスターミナルからホテルに向かう途中、現地の旅行エージェントであるノエリアさんが大型の送迎ジープの中で言う。
「Tenemos un problem. Despues, tengo que contar una cosa. ひとつ問題があるのよ。あとで、話をしなければならないわ...」


「問題...いったい何が...」
他に4人の日本人観光客グループがいた。
大人げない姿は見せられない。はやる気持ちをおさえて、ホテルへの到着を待つ。


チェックイン手続が終了。ノエリアは日本人グループと先に打ち合わせを開始した。明日からの日程を確認している。ロビーの椅子に座って、彼女と日本人たちの様子を見ていた。

5分もすると、彼女はやってきた。そして、驚くべき状況について彼女の口から語られた。
何と、大雨の影響で空港が閉鎖。首都へもどるための航空便が運行していないというのだ。

ぼくたちがプーノに到着したその日、日本人観光客2人は空港閉鎖のため首都へ移動できず、1日中空港で待ちぼうけ。結局ホテルへもどってきた。1時間かかる空港からのタクシー、その日のホテル料金は自腹。日程変更にかかる追加の航空代金はいくらになるかわからなという。

「明日はわが身かもしれない…」


ノエリアから詳細を聞く。途中、何回も質問をした。

翌日、観光をするかどうか。

観光をしないで、朝からバスでクスコまで移動するのはどうか。今来た道をもどることになる。移動は10時間。クスコで1泊して首都のリマに移動。
日本へ帰る日は予定より1日以上遅れる。

プーノから1時間のフリアカ空港が雨で閉鎖されている。プーノからは少し遠いが、アレキパ空港までタクシーで移動して、飛行機を利用することも考えられる。
同じような考えの人がたくさんいる。運行中止でラン航空は大混乱。アレキパで、首都リマまでのチケットが入手できるかわからない。

その日は大晦日。ラン空港の職員は電話にでない。必要最低限の人員のみが仕事をしていて、翌日の状況がわからない。

到着したすてきなホテル。ウェルカムドリンクに手をつけることなく、ノエリアから詳しい話を聞き、翌日のことを話し合う。

結論はでない。プーノの寒さも忘れていた。

一緒に到着した日本人男性4人グループは、もう部屋に移動した。ロビーにはぼくたちだけが取り残された。

「彼らは明日リマに移動しないの」
「あのグループは、明日、ボリビアに移動するのよ。飛行機は利用しないのよ」

ボリビアへ移動…
不思議な旅行経路に興味があったが、今はそんなことを質問している余裕はなかった。



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裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記

2012年06月29日 | 旅の友
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「何かいいことないかしら」
「今日、何かいいことなかったの」

生前の母の口癖だった。

この言葉の裏には、

「何もいいことないわねー」
「今日も退屈だったわねー」

という母の思いが込められていた。




毎日がただ惰性に流されていく。

自分が何をしたらいいかわからない。

たえず会社と家を行き来しているだけのつまらない人生。

人生なんてしょせん、こんなもの。

夢はなんだろう。子どものころの思いを忘れしまった。




こんな閉塞感の中で多くの日本人が生きている。

あるいは、裏切り、裏切られる苦しみの中で生きている人もいるかもしれない。




そんな方へ、人生の情熱を呼び戻す、すごい本がある。
「子どものころに抱いた夢を、思いを、今こそ実現しよう」
とやる気のでる、そんなすごい本。

それは、山口絵理子さんが書かれた、

「裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 」(講談社BIZ)
「裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける」 (講談社BIZ)
「自分思考」(講談社)
の3冊だ。

開発途上国への強い思いが、情熱が、ヒシヒシと伝わってくる。
何度も何度もぶつかる人生の壁、困難、裏切り、詐欺。そして感動の涙。


久しぶりに、心の奥底に眠っていた情熱が呼び覚まされた。


山口さんは、現在、株式会社マザーハウス代表取締役兼デザイナー。

1981年埼玉県生まれ。
小学校時代、いじめにあい不登校となる。
中学では、その反動のため非行に走るが、柔道に出会い更生。

埼玉県立大宮工業高等学校時代は男子柔道部に唯一の女子部員として所属。
全日本ジュニアオリンピック第7位。

慶應義塾大学総合政策学部にAO入試で入学。

大学4年の時、米州開発銀行でのインターンを経験。
このとき、国際協力の国際機関で仕事をする人々が、貧困国の現実を何も知らないことに疑問を抱く。そして、自分自身も同じだということにも。

インターネットで「アジア 最貧国」のキーワードで検索してバングラデシュに興味を抱く。その後、すぐ、バングラデシュを訪問し、貧困や汚職といった現状を目の当たりにする。

自分の本当にやりたいことは何かを考え、バングラデシュBRAC大学院開発学部修士課程に入学することを決意。

在学中三井物産のダッカ事務所にてインターンを経験。現在の仕事のヒントを得る。
その後、バングラデシュ産の素材を生かしたバックを、バングラデシュで加工し、日本に輸出。

2006年に株式会社マザーハウスを設立、代表取締役社長に。




最初のバックの荷物が日本に届く。
起業して1年目、倉庫で泣きながら段ボールを上げ下げする姿に、思わず手助けをしたくなってしまう。

体当たりで、全身全霊こめて、開発途上国発展のための仕事にぶつかってき山口さんの純粋な気持ちが伝わってくる。

すべてが手さぐり。挑戦の毎日。
それは今でも続いている。





彼女はアジア。民間セクター。

ぼくは開発途上国に10年近く滞在。
中南米の公共セクターで仕事をした。
幸か不幸か、山口さんのような、騙し、裏切りにあった経験はない。

それでも、開発途上国の人が貧困から抜け出せない本質的な理由の一つについて、山口さんと同じ思いをいだく。


開発途上国の汚職は有名だ。
GNPの数10%以上がわいろという報告書を目にしたこともある。

高級官僚だけではない。

一般市民、警察の間でも、汚職、詐欺、だまし、裏切りが横行している。
信頼できるのは家族だけ。
だから、貧困国から抜け出せない。

日本とは別世界、別のルールの中で、彼らは生活している。


騙し、奪うことは、生きるために必要なことかもしれない。
それにしても、あまりにもさみしい世界だ。


山口さんの気づきは、ぼくの思いと同じだった。




それでも、著者の山口さんはぎりぎりのところで戦う。
何回も、バッグの生産を委託したグループに裏切られる。機材をまるまる盗まれたこともあった。

それでも、自分がかかわりあってきた工員たちに愛情を感じ、何とかして救おう、成長させていこうという限りない思いが彼女をかりたてる。


開発途上国への愛情と経営者としての葛藤。







「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」

バングラデシュで山口さんが聞いた心の声だ。

その声が、今、ぼくに語りかけてくる。




無理をしてでも、かつての自分の夢であった開発途上国での起業に挑戦すべきなのだろうか…




今度東京に行ったとき、小田急百貨店のマザーハウスのお店を除いてみようと思う。
山口さんの思いを肌で感じるために…




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今生について チャネリングから

2012年06月28日 | こころの旅
よくいらっしゃいましね。私はあなたを愛の思いでいつも包んでいます。

あなたはとても勇気のある魂です。特に今は多くの困難を引き寄せながらも、雄々しく立ち上がるために気持を確かに保っていますね。そのような気高い魂の戦いを、私はずっと見守っています。

さて、あなたの前世からはじめましょうか。

あなたはすでに何回も何回もこの地上に生を受けています。ほとのどの場合は女性として生まれていました。今生、男性として生まれてきたのは、一つにはあなたがとても好奇心が強くて、男として生きるとはどのようなことか、とことん知りたかったからです。

ただ、あなたには男とはこのような存在、このように生きるべきだ、という固い信念がありました。あなたは常に女性でしたから、男性とは女性を守り、社会を作り、常に強くて勇敢で弱みを見せない、という女性から見た思いです。

これは実はとても間違った思いです。特にあなたの場合、女性の側からみた男性観をそのまま男性として生まれてきた今生も持っています。男性だって辛いこともあれば、弱みもある、ということを自分になかなか許すことが今まではできませんでした。

そのことを学ぶために、あなたは今、いろいろな辛いことを引き寄せているのです。あなたの偏った男性観を正すために、そして、たったの一回の人生で男性とは何か、そのすべてを学んでしまうために。

あなたはそのように決めているので、どんなことにも必ず勝利をおさめてゆきます。勝利とは、しっかり自分が学びたいと思っていることを学び遂げる、ということです。だから、何も心配することはありません。どんなことが来ても、あなたの魂がちゃんと知っていて招き寄せているのです。周りの人々も愛情いっぱい
に、あなたの学びをサポートしています。

お母様も妹さんも、あなたをサポートする人生でした。それを分かってあげましょう。あなたにとって、人生で起きてくるもろもろのことはすべて、自分の学びのためです。もちろん、ほとんどの人にとって、これは真実ですが、あなたにとっては人よりももっと、その割合が高いようです。

今、学びを早くするために必要なことは感謝だけ。今まで起こったことをすべて感謝する、許す、認める、受け入れる、愛する、ことが出来れば、それだけであなたの学びはどんどん進んでゆきます。そして、次の学び、もっと幸せに、もっと楽に、そして、自分の幸せとすべての人々の幸せが一致する世界へと進むことができるでしょう。

私はあなたを愛の目で見ています。愛をさんさんと注いでいます。すべてをその愛にゆだねた時、あなたは本当の自分に出会い、幸せとは何かを実感することでしょう。

愛しています。


健康の秘訣

2012年06月25日 | 特別記事
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原因と結果の法則がある。
ある不具合が起こる。何らかの原因がある。
必ずある。




健康の場合もそうだ。
なぜ病気や不定愁訴に苦しむのか。
原因がある。
そこを解決しないと、症状に苦しみ続ける。




小さい頃からアトピーに悩まされた。体がかゆかった。一日中ポリポリと体をかいていた。
小学生のころはまだいい。毎日遊んでいるだけだ。
中学生になり、中間テスト、期末テストというものが始まる。勉強しなければならない。
集中して準備をしようとすると、背中が、頭が気になる。ムズムズとする。こんな症状にイライラした。ハンディキャップを背負っているようなものだ。

高校時代、食品添加物、農薬などが体におよぼすドキュメント番組を現代社会の授業で見た。
農家の人がニコニコしながらインタビューに声たる。
「自家用の農作物は別に作ってるよ。殺虫剤は猛毒だ。あんなものつけたものが食えるわけがない。でも、あれをまかないと、スーパーには売れない。仕方ないんだ」

カップラーメン工場で仕事をする人が言う。
「カップ麺は食べません。あれは食品ではありません。ただの毒のかたまりです」

人間が消費する抗生物資よりも、動物に与えられる抗生物質の量の方が統計的に多いことを知り、衝撃だった。

「これだ」と思った。

食品添加物の混入している食品を避けるようになった。かゆみが少し減った。
真っ暗な部屋で抗生物質をたっぷり食べながら飼育されるにわとりの卵を食べなくなった。かゆみが更に減る。
狭いスペースの中で不自由な生活をしながら、これまた、問題のある飼料を食べる牛からとれる牛乳をやめた。かゆみが激減する。
最後に、合成洗剤から粉石けん、無添加で刺激のないものに切り替えた。(今は、JOE、マザータッチというものを使っている) 体のかゆみは完全に消えた。





劇的にアトピーがよくなる一方、毎朝、首、肩、背中の骨が硬直して目が覚めるようになる。
痛くて痛くて仕方がない。

大学生なのでひまな時間がたくさんある。だから整体に何回も通った。何軒もはしごをした。整形外科にも通う。
針、灸、マッサージも頻繁に利用する。

その場ではよくなる。でも、症状はすぐにもどる。

何回も何回も通院。
時間と多額の費用がかかった。

骨が曲がっているのはよくわかる。
でも恒常的によくならない。

「どうしたらいいんだろう」

原因がわからなかった。




数か月前から、体調が急によくなった。
整体に行くこともなくなった。
サプリメントの量も激減。
飲む必要がなくなったのだ。


何があったのだろうか。


あることをやり始めてから、急激に体に変化がおきた。

お金はかからない。手間暇もかからない。1日わずか数分。
ちょっとした習慣をかえるだけで、大幅に症状が改善された。

医療費激減。
人生好転。
高額なサプリメントも必要なし。


実は、大学生の頃から、そのことを知っていた。
信じなかったわけではない。

1日、2日中途半端に実践し、やったつもりになっていた。
「効果がない」
と勝手に判断していた。

そうではなかった。
劇的な効果があった。

もっと早く、まじめに実践していればよかった….




何をしたのだろうか。




何を実践したのだろうか。


夜寝る前と朝起きたとき、楽しいことをイメージする。


これだけ ?

そう。これだけだ。

信じられないかもしれない。

「うっそー」
「だまされた」
と思われるかもしれない。

やってみればわかる。これは真実だ。
たったこれだけのことで、朝の目覚めがすっきり。
それだけではない。
短時間の睡眠でも、重労働をしても、何か不安があっても、いつもより疲労感が少ないことに気づく。間違いなく体調がよくなる。


少し詳しく説明していく。

夜寝るとき、そして朝起きたとき、少なくても数分、明るく楽しいことをイメージする。
いすに座ってやってもいい。ベッドに寝たままでもいい。
忙しいときは、ドライヤーで髪の毛を乾かしながら、歯を磨きながらでもいい。
時間は長ければ長いほど効果がある。でも、数分で十分だ。

注意事項が一つある。
「いかなる場合も」
楽しいことをイメージしなければならない。
ここがミソだ。

仕事で失敗した。
明日のテストが不安だ。
恋人にふられた。
詐欺にあった。

こんなことがあったときこそ、寝る前と起床したときに、ポジティブなことをイメージする。




20年前、この暗示法を知った。

マーフィーの「眠りながら成功する」に書かれていた。
中村天風の数々の書籍にも書かれていた。

もちろん、当時、何回かやってみた。 (つもりになっていた。)

数日たって、
「効果がない。これはうそだ」
と思いやめた。


夜寝るとき、あれもこれも心配、不平、不満の思いでベッドに入る。
「今日のあいつときたら… くそーまた首が痛い。何でだ… こんなんじゃ仕事もできないよ…」

朝、目が覚める。
首、肩、背骨が硬直している。ものすごい痛み。

「今日もまたか… 一生こんなんで生きていけないよ…」
目が覚めてから、また心配している。

当時は、本に書かれていることとはまったくの逆をやっていた。
寝る前、朝の目覚めで、ネガティブなことばかり考えていた。
1日、2日、あるいは数日、半信半疑でいいかげんにやったところで、効果がでるわけがなかった。




3ヶ月前、マーフィー、中村天風の何冊かの本を読み直した。
神田昌典の「非常識な成功法則」にも同じことが書かれていた。

「みな同じことを言っている…」

人生を振り返り、気がついたことがあった。

ショックなことがある。例えば就職試験に失敗。
「もうだめだ。こんな不況じゃ仕事につけない…」
こう思いながら横になる。

朝目が覚める。体は重い。軽い頭痛もある。
「一体どうすればいいんだ。希望が見えない…」

こんな状況が数日続く。
明からに、寝る前と朝の気分が疲労回復を妨げている。

こんなことが何回か続くと、その傾向がはっきりわかった。




「逆をやるとどうなるのだろう…」

「本は真実なのでは…」

少しまじめにやってみることにした。

寝る前、朝起きたとき、何があっても明るいことをイメージすることを決心した。

今回は20年前と違った。
妻とけんかをしても、食べ過ぎても、仕事を失っても…
横になり、そして目が覚めて、楽しいことをイメージした。
何も考えず、ただ実践。何日間か続けてみた

楽しいことって何ですか ?
こんな疑問があるかもしれない。

例1
将来に実現したら楽しいことを紙に聞く。
本当に実現したときの感情を感じてみる。
ニコニコしながらその紙をながめる。

楽しい。ウキウキしてくる。

実際に紙を見るのが面倒なときは、横になりながら、その紙を笑って見ている自分をイメージするだけでもいい。


例2
その日にあった、よかったこと、感謝できることを5つ思い出し感謝する。

3食おいしく食べることができた。
誰にも叱られなかった。
仕事で上司にほめられた。
職場でふだん話をしない人と笑顔であいさつができた。
雨が降ったが、かさを持っていたのでぬれなかった。

何でもいい。
思い浮かばないなら、こんなはどうだろう、

心臓さん、動いてくれてありがとう。
肺さん、呼吸してくれてありがとう。
胃さん、今日は痛みがないね。ありがとう。
手さん、おはしを上手に使えてありがとう。パソコンのキーをすばやくうってくれてありがとう。
足さん、何分も今日は歩いてくれてありがとう。無事に移動できました。

朝なら、こんなのもある。

今日も目が覚めたありがとう。
朝食が食べられるありがとう。
地震がなかった。計画停電がなく電気がある。
目覚ましがなった。電池がきれなかった。
清潔な部屋で騒音もなかった。


過去に一度や二度楽しいことがあったと思う。
それを思い出してみてほしい。

かっこいい、かわいかった、あこがれの同級生を思い出すだけでもいい。

好きな景色、観光地の景色をイメージするだけでもいい。


寝起きの状況が違う。
日中の疲れが違う。




なぜ、夜寝る前と朝起きたときなの ?

夜寝る前と朝起きたときは、1日の中で、頭、つまり思考が、もっともボーっとしている時間帯。
リラックスしていて、もっとも自己催眠がうまくいく。自己暗示がかけやすい。
だから、夜寝る前と朝の起きたときに行う。

催眠術をかけるとき、催眠術師は最初に何をするだろうか。
そう。ご存じの通り、
「目が重くなりまーす…眠くなりまーす…」
とリラックスした状態にもっていく。
この方がよく催眠術をかけられるからだ。暗示がかけやすくなるからだ。

意識、思考がハッキリしている日中に明るいことをイメージするとどうなるか。

心の声である顕在意識が言うのだ。
「そんな都合のいいことあるわけないよ…」

だから、この抵抗がもっとも少ない時間帯を利用する。




少し前のこと。
ぼくは、社会的にみると、危機的な状況にあった。

教員採用試験に再度合格し、学校に勤務予定だった。
体調悪化から数年が経過。奇跡の完全復活の予定だった。

ところが…

事情があり、自分から採用の辞退をした。
前職があったが、教員になる予定だった。友人を後任に推薦し、引き継ぎも完了していた。
「やっぱり仕事を続けます」と言える状況になかった。
3月31日、ぼくは前の職場から去った。

仕事を失った。

思いもよらない状況。
いい年をして、プータローになった。

教員採用を辞退した日、あまりのショックに立ち上がれなかった。
自分の不運を嘆く。
人生の壁を感じ、二度と就職をしたくないと思った。


しかし、回復は早かった。
数日後、精神的に普通の状況にもどった。

今では、新しい職についている。
かんたんな個人事業の準備もしている。

すごいストレスだった。
昔なら、しばらくの間、立ち直れなかっただろう。

なぜ回復できたのか。

実践し続けたのだ。
寝る前と寝起きの明るいイメージを。

風呂を出てからは、一切心配をしないことにしていた。ネガティブなことを考えないと決めていた。
将来実現する夢を書いたメモがある。それをながめている姿を思い浮かべ、夜眠る。
朝目覚めてからも同じ。

寝る前は、その日にあったよいことを思い浮かべて感謝することが習慣になった。

するとどうだろう。
睡眠時間が6時間より少なくても、毎朝スッキリ目が覚める。

そればかりではない。
以前よりはひどくはないが、20年以上継続していた慢性的な首の痛み、頭痛が、どんどんなよくなっていく。
奇跡だった。

「楽しいことのイメージを、夜と朝だけでなく、日中もやるとどうなるのだろう…」

今では、就寝前と朝だけでなく、日中でも気がついたときは、同じことをイメージしている。




「心配ごとがあってそんなの無理 !」
ごもっともだ。

でも、寝る前だけ、朝だけと限定し、数分間なら頑張れるのでは。
そして続けてみればいい。

寝る前と朝だけ、わりきって考える。
「心配するなら、明日だ。この心配は明日にまわそう」
これぐらいならできる。


朗報がある。
人間は、2つのことを同時に考えられない特性がある。
暗いことと明るいこと。
だから、明るいことで思考をみたせばいい。



何でも習慣化してしまえばいい。

補助なし自転車に乗るとき、何回も転んだ。
何回も練習した。
そして乗れるようになった。

マニュアル自動車も、運転を続けていくうちに、何も意識しないで手足が自動的に動く時期が必ずくる。

同じ要領だ。




なぜ、否定的なことをイメージするだけで体調が悪化するのだろうか。
気のせいだと思われるかもしれない。

少し論理的に説明してみる。

目の前にレモンがあることを想像してみてほしい。
それをしぼり、そのまま口に含めるとどうなるか…

口の中に唾液がわいてきたのではないだろうか。
目の前にレモンはない。でも、実際レモンを口に含めたときと同じように唾液がでる。

アクション映画を見る。
いつのまにか体に力が入る。冷や汗がでることもある。
実際には何も体験していない。

人は、実際に体験していなくても、そのイメージで体が反応する。

体は、イメージも現実も区別ができない。
現実におきていてもいなくても、体は同じ反応をしてしまう。




では、ストレスがあるとき何が起きているのだろう。
嫌な上司にあったとする。昔いじめられたクラスメートでもいい。

ストレスから神経が緊張する。血流が悪くなる。体によくないホルモンが分泌される。そして病気になる。
ネガティブな思考、心配だけでも同じことがおこる。


道で凶暴そうな放し飼いの犬にであう。びっくりすると、どうなるのか。
「ワンワンワンワン」
すごい勢いで、迫ってくる。

汗が出てくる。
アドレナリンなどのホルモンがでる。
筋肉にも力が入る。緊張する。

体が闘おうという態勢になる。

飼い主がくる。一緒に去っていく。
戦闘態勢がなくなり、休止状態になる。

正常にもどる。


何でもいい。
精神的ストレスがあると、



これらのストレスを受けたときの反応は、悪いことをイメージする間ずっと続く。
夜寝る前、朝起きたとき、そんなイメージを続けているとどうなるだろうか。

気づかないうちに、実際にストレスを受けたときと同じ反応を体がしてしまう。
夜寝る前にイメージすれば、それが一晩中続く。
朝起きてからイメージすれば、それは日中に影響を及ぼす。

健康でいられるわけがない。




夜寝る前と朝起きてからの暗示を一ヶ月間続けてみてほしい。
お金はかからない。時間もかからない。何も失うものはない。

多くの成功者が実践している、もっとも簡単な方法。

きっと何かがかわってくる。


他にもまだいろいろな実践法がある。
機会があったら紹介していきたい。