たびびと

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世界遺産観光地から開発途上国まで、世界各地の心あたたまる、すてきな風をお届けします。

アマルガム

2012年05月31日 | こころの旅
Oリングテスト認定医師 5人目 歯科医


最後の海外赴任前、奥歯に詰めてある金属をセラミックに交換したかった。

詰め物の材質はアマルガム。保険で適用される代表的な金属だ。
みなさんの歯にも、一本か二本はアマルガムで処置した歯があるのでないだろうか。俗に言う銀歯である。

このアマルガムの原料は何だろう ?

何と水銀。

小学校の社会の時間に公害を学習したと思う。工場排水に水銀が混入していて、多くの人が病気になった。その水銀だ。

そんなものが歯の中に入っていて大丈夫なの ?

興味のある人はHPで検索してほしい。関連書籍お多く出版されている。
すごいことがわかる。銀歯がたくさんある人は、「読まなかった方がよかった」と思われるかもしれない。

アマルガムは危険で人体に有害な金属なので、ある国の歯科医では使用を禁じている。
日本では保険治療で使われている。

この違いは何だろう。

現在、保険で利用されている金属はパラジウム合金が主流。少なくなったとはいえ、アマルガムを使用している歯科医院もまだある。また、「パラジウムなら絶対に安全」というものでもないらしい。

アマルガム、パラジウムとも、体に悪影響を与えるという説がある。何人かの人が警告している。




アマルガムを除去し、すっきりした体になって、気持ちよく海外赴任をしようと考えた。
まずは歯科医の選択だ。
市内に、自費診療ではあるが、代替医療をとりいれている有名な歯科医がいた。

「Oリング認定医師ではないが、噛み合わせが体全身に与える影響をよく理解していて、いろいろな治療をしている名医だ」
との話をきいていた。

歯科医は頻繁に通わないといけない。急に痛むこともある。
だから、東京のOリング認定歯科医師ではなく、地元のその歯科を選択した。

家から自転車で30分。
歯科医院の扉の前に立つ。小さな紙に、「当院では保険治療をしていません」と書かれた貼り紙がある。
戸を開けて中に入る。歯科衛生士さんが処置室からやってくる。予約の確認をして椅子に座る。

全て自費治療の歯科医だが、待合室、治療室は普通の歯科医とかわらない。シンプルなつくりだ。

冬なので、歯科医に到着したとき凍えていた。
寒いとトイレが近くなる。治療前にトイレに行くことにした。
トイレに入ってびっくり。便座の奥にすごいほこりが。トイレは古いだけでなく、掃除がていねいにされていない。

待合室にもどり、歯科治療室を眺めてみる。
ごみが山になっているごみ箱が目に入る。朝からの治療だけでは、あのごみの山にはならない。数日分だ。病院では、初めて見る光景だ。

古い機器や何やらで、治療室の中はちらかっている。よく見ると、待合室も整理整頓ができていない。

何となくいやーな予感がする。

さらに、直観がひらめく。
「ここで治療をしたらだめだ !」

複雑な気持ち

2012年05月30日 | こころの旅
原因不明の体調不良の理由がわかった。適切な漢方薬の処方が決まった。
診察はそれだけで終わらない。

この医院では、毎日飲んでいる水が体にあっているか、電磁波が健康に悪影響を与えていないかなど、病気の要因となる可能性のある要素について、詳しい検査と対策が施される。

先生は長年、何が病気(特にがん)の原因となっているかを研究し、その対策となる治療を試行錯誤してきた。その集大成が現在の診察、治療に反映している。

先生は西洋医学の正式な医師でもある。必要な場合は抗生物質などが処方される。

無茶苦茶明るくて元気な先生。患者を元気づけるのが上手い。
先生の話を聞いていると、希望がわいてくる。きっと治ると思える。
受け付けの雰囲気がとてもいい理由、待合室の患者さんが明るい理由がよくわかった。

治療方法の種類は多い。ぼくには、次ぎのような療法が試みられた。


1
漢方薬3種類。
煎じるタイプを初めて飲んだ。

説明書にそって、毎朝きちんと煮出す。結構たいへん。
1日の飲む量は約1リットル。かなりある。苦いが。「効いてるなー」という感じがある。
五臓六腑にしみわたる。


2
気が入ったテープと名刺。
体の気のめぐりをよくするために、気の入った名刺を頭部にあてる。数分でいい。その他の時間は、胸のあたりにぶらさげておく。
体の4ヵ所にはる小さなテープももらう。これにも先生の気が入っている。
とどこおっている部分の気のめぐりをよくするだけでなく、漢方薬の効きを助ける。


3
電磁波対策のキーホルダー
これを携帯していると、電磁波の影響を防げる。先生が独自に開発した。


4
オゾンナノバブル水
1日に何回かこれでうがいをする。細菌、ウイルス対策だ。

「飲んでも大丈夫だよ」
先生はこの水でうがいをして、そのあとにゴクリと飲んだ。


初診の日、毎日飲んでいる水を持参した。水が体にあっているかどうかを確認してもらうためだ。予約時に、医院から持参するように指示があった。ふだん飲んでいる水が体にあっていないと、治療をしてもなかなかよくならないからだ。

水道水を喜王仙という石に一晩つけて飲んでいた。その水を確認してもらった。
チェックをするとき、数学のテストを返却されるときのように少しドキドキした。
合格だった。


治療はこれだけではない。
体の経絡、つぼが書かれた紙、煎じ方、食事の留意事項、たばこ、酒について書かれたたくさんの資料を受け取った。これらを注意深く読み、日常生活を少しずつ改善していった。


主食の米、サプリメント、病院で処方された薬なども、体に適したものかどうか検査してもらえる。
ここの医院でも、他のOリング認定医院でもらった漢方薬、サプリメントなどをチェックしてもらった。

「これはだめだなー。ホラっ、指が開くだろ。あってないよ」
「…」

複雑な気持ちだった。




1年間、一ヶ月に1回の頻度で、中野まで通院。
全体的に少しずつよくなっていく。

漢方薬といえども、やはり副作用がある。
よくなっていく全身症状。しかし、下半身衰弱が悪化。副作用かどうかがはっきりしない。

少しの間、漢方薬服用を休止してみらた、下半身が少しよくなる。
様子をみようと1年経過した時点で休止することにした。

長期に利用したクリニックは、ここと、QRS波動水、プラセンタ注射を利用した2つのクリニックだった。




どの代替医療、東洋医学もそれなりに効果がある。
保険がきかない自費治療は高額だ。


それでも通い続けた。




なぜだろう。


病気の原因を知りたかったら。


そして、社会復帰をしたかったからだ。

がん治療の名医

2012年05月29日 | こころの旅
Oリングテスト認定医 4人目

東京中野区。ここに、がんの名医と噂される先生のクリニックがある。
もともとOリングテスト認定医師だったが、現在は独自の方法で患者の治療にあたっている。

「一ヶ月以上先でないと新患の予約はできません」
当時のHPにこの記述があり、予約をちゅうちょしていた。

行くか行かないか迷っていたとき、船井オープンワールドというイベントに参加し、隣に座った人がこの医院の話をしてくれたことを思い出した。
親戚の方ががんの治療を受けていて、とてもよくなったとのことだった。電磁波対策グッズも見せてくれた。

「がんが治るのなら、原因不明の病気だって…」
短絡的な思い込みで、一ヶ月待つことを覚悟して電話をしてみることにした。

電話をすると、ツイていることに、5日後に予約がとれた。
キャンセルの人がいたのだ。




東中野駅から歩いて2分。ビルの上階へエレベーターで移動。
エレベーターのドアが開くと、そこはもう待合室になっていた。

こぢんまりとした待合室だが、10人程度はゆっくりと座ることができる。
明るく落ち着いた雰囲気の待合室。リラックスできる。まちがいなくイヤシロチだ。
受け付けの方の対応もていねい。

診察の順番を待っているとき、がん患者と思われる老人の女性とその娘さんが話をしている。
とても明るい会話。がんを患っているとは思えない。この医院の治療で症状がよくなっていることが、ぼくにも伝わってきた

予約時間から7分遅れて名前が呼ばれる。




写真をみると、ひげを生やしていてこわそうな印象がある。
実際に話をしてみると、そんなことはない。迫力があるが、優しい。

初診時のみ血液検査が行われる。
一般の血液検査とは少し異なる、独自の検査項目がある。
この初診時の血液検査で、今まで不明だった体調不良の原因がわかった。

異常のあった検査数値は、

アデノウイルス (タイプ1からタイプ6)
単純ヘルペス1型

の2つの項目だ。 

「4倍希釈より実施」
との記述が検査報告書に記載されている。

通常の病院ではこのような検査をしていない。というか、できないのだろう。

正常の人はこの数値が4未満。


ぼくの場合、いくつだと思われるだろうか。


低い数値が11。
高いものは512。

先生が、数字を見ながらしみじみと言った。
「数値が10でもかなりつらい。きみの場合はその50倍だ。苦しかっただろうね」

代替医療や勘ではなく、きちんとした物理的な検査で、初めて異常値がでた。
通常の血液検査ではないが、明らかに細菌、ウイルスが体に悪さをしている。

血液検査の次は、先生独自の半導体レーザーによる診断と治療法の決定だ。
先生が長年研究してきた病気の原因と治療法をまとめた検査用紙にそって、診察を行っていく。

まず、病気の原因の検査だ。次の項目について、看護師さんを媒介にすごいスピードで調べていく。

癌の活動性
ウイルス感染
細菌感染
カビ
寄生虫
リウマチ反応
電磁波被爆
歯科合金
ミネラルホルモンバランス
ストレス

タバコ
不適食品


病気の原因、体調の現状が解明された。
次は治療方法の決定だ。次の項目について、さらに加速したスピードで調べていく。

体質改善煎薬
漢方薬
抗がん剤、放射線治療
抗生物質、抗ウイルス剤
気の治療
電磁波対策
重金属排除
屋外にいる時間
よく噛むこと
ミネラル補給
病院の薬の適不適
ホメオパシーレメディー
健康食品

矢追インパクト療法

2012年05月28日 | こころの旅
2枚の紙には、いくつもの検査項目と数値が書かれていた。

1枚目

前立腺
アセチルコリン
晩遺伝子抗体
インターフェロンγ
癌テロメア
水銀


2枚目

右肺
サイトメガロ ウィルス
クラミディア トラコマティス
クラミディア ニューモニイ
マイコバクテリウム トゥベルクローシス


先生が集中しなければならない理由がよくわかった。Oリングテストで、数値まで測定をしていたからだ。
がんのマーカーまで記録できる。まさにデジタルだ。

がん、結核などは反応しなかったということで一安心。
いくつかの細菌感染の数値が高く、それが体調不良を引き起こしていることがわかった。

Oリングテストによる原因解明のあとは、治療のための漢方薬の選択だ。
ここでは一種類のみが決定された。

漢方薬は保険で処方してもらえた。Oリング認定医の中では珍しい。

オリーブの葉っぱを粉にしたサプリメントも処方された。
反応した細菌に対処するためだ。

細菌感染を予防するため、バルサミコという酢も購入した。
食後にスプーン一杯を口に入れて、軽くゆすぐ。これだけで、滅菌ができる優れものだ。

「虫歯の原因であるカンジタ菌が、がんなどの重篤な病気の主要な原因になっている」
という説明を聞いたことがある。細菌といってもバカにできない。
先生はこのことをよく知っていた。




この医院での特徴ある治療は矢追インパクト療法。
治療の説明のあと、先生が質問する。
「治療を受けるかどうかは、きみの自由だよ」

選択はぼくに任された。
もちろん、何でもやってみるつもりで受診したので、お願いをする。


矢追インパクト療法とは何か。
ハウスダストなどのアレルゲンのエキスを薄めたものを、何種類か組み合わせて両腕に、皮内または皮下注射する。量は0.005〜0.02mLなどと極微量。

「体に適度な刺激(インパクト)を適度な間隔で与えるだけで、それがスイッチとなって、怠けていた体がふるい立ち、正常に機能し始める」というのが矢追インパクト療法の基本的な考え方だ。そして、この時、刺激を与える役目をするのが、ごく微量のアレルゲンエキス。


先生は、Oリングテストで皮下注射の位置(つぼ)を探した。前立腺の上部に決定された。
看護師がいないので、先生が一人で全てを準備する。

皮下注射は結構痛かった。

良薬は口に苦しとは少し異なるかもしれないが、この治療は即効性があった。
帰りに体がポカポカとしてくる。
肺、のど、下半身などの痛みが一気にひく。

この効果は数日間持続した。


初診の翌日、スペイン語検定の2次試験があった。
体調不良が劇的に改善し、落ち着いて口頭試験を受けることができた。

何とか2級を突破。
この治療のおかげだった。

3回通院したあと、体調が急変。

この病院は、かなり遠方にあったため、やむなく通院を断念する。


多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
応援のクリックをどうもありがとうございます。

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スタンス

2012年05月27日 | こころの旅
これまでたくさんの代替医療を紹介してきた。

西洋医学を否定していると思われたかもしれないが、決してそうではない。
東洋医学、代替医療を特別に推薦しているわけでもない。

双方に長所、短所がある。それぞれに得手、不得手がある。

残念なことに、客観的な情報が得られないことが多い。
マスコミ情報は基本的に西洋医学に傾倒している。
代替医療、サプリメント体験談には成功事例ばかり。まゆつばものだ。

だから、ささやかではあるが、実体験記を書いている。


一番いいのは、とにかく自分で何でも試してみること。
効果があれば続けてみる。しばらく続けて、効果がなければやめる。
これでいいのでは。

代替医療などは保険が利用できないので、かなりの費用がかかる。
少しでもこの体験談を利用してほしい。

今、何らかの病気に悩み、いろいろな治療を試したい方は、よく調べて、自分にあったものを選択してほしい。


とても参考になる書籍が何冊も出版されている。
安保徹先生、土橋重隆先生の著書が、とても読みやすいと思う。




Oリングテスト認定医 3人目

JR横浜線八王子みなみ野駅からバスで長々と移動。
東京都郊外の静かな住宅街にあるクリニックに到着した。

電話予約をしたとき、場所の確認をした。受け付けの方が八王子みなみ野駅のことを説明したが、どこにあるのかわらなかった。家にあった本の古い路線図には、この駅名がのっていなかったからだ。

海外経験が長いとこのようなことがよくある。

帰国したときに、電車の自動券売機が新しくなっていた。小銭を入れるところに、2枚分のスペースがあった。
どちらに、いくらの小銭を投入すればいいのかよくわからず、とまどった。
この話で、あなたは笑うかもしれない。でも、帰国当初はこのようなギャップがたくさんあるのだ。


抗生物質長期服用後の突然の体調不良。
症状を説明すると、先生はすぐにOリングテストを開始した。

隣では、インターンの若い女性の先生が見学をしている。
受け付けでこの先生が同伴してもよいかの質問があり、快く了承した。
おそらく、Oリングテスト認定医になるための研修だろう。

ここの先生は一人Oリングテスト。
興味深いことに、先生は細菌のプレパラート、カードなどを用意していない。
何もみないで、ただひたすら、ぼくに向かい合いながら一人でOリングテストをやっている。

何も知らない人が見ると、
「一体この人は何をやっているの」
ということになるだろう。

頭の中で細菌を思い浮かべてチェックをしているようだ。

先生が検査をしているとき、治療のことでいくつか質問をしたくなる。

「先生、あのー」

「今、静かにしててくれる」
即答が返ってきた。

少しぶっきらぼうでおっかなそうな先生。でも人はよさそうだ。
しっかり原因を究明して、治療をしようという意気込みが伝わってくる。

集中しての検査。ときどき、机の上の紙に何かを書き込んでいる。
14分ほど経過して、ようやく口を開いた。

「結核はないね。がんも大丈夫だ。これが検査結果だよ」

2枚の紙を見せながら、説明を始めた。